ドクターズマガジン2016年7月号

今月の読みどころ

■ドクターの肖像

藤堂 具紀
(東京大学医科学研究所 先端医療研究センター 先端がん治療分野 教授)

藤堂具紀先生が今切り開こうとするのは、がん患者に「手術」「抗がん剤」「放射線」という選択肢に加える「ウイルス療法」です。
ウイルスといっても「魔法のようにがんだけを消滅させる」もので、今後のがんの治療を大きく替えるこの療法がもうすぐ認可されようとしています。救われるがん患者が増える日も近いでしょう。 日本で新薬の認可が下りるためには大変な苦労が必要ですが、そのジャングルにナタを揮って戦っている藤堂先生のストーリーをぜひお読みください。

■Precursor ─先駆者─

さいたま市立病院 副院長 小山 卓史
心筋梗塞を起こした患者が処置の後に、再潅流傷害を起こすことがあります。この治療法として「乳酸加ポストコンディショニング」を編み出した小山卓史先生。
誰でもどこでも良好な結果が出せるものですが、なかなか理解されません。わずか10分の操作で患者の寿命が延ばせることを知り、海外から徐々に注目を浴び始めました。
臨床医として患者と向き合う小山先生は、この治療がガイドラインに組み込まれることを目指しています。

■Dr.井村のクリニカルパールズ

かゆみとは皮膚の問題だけではなさそうです。水に触れると痒くなるのが血液の腫瘍??暑い中、アイスと蚊の恨みは恐ろしいようで……

■Doctor's Opinion

武藤真祐先生は東大卒後、宮内庁侍医からマッキンゼーで経営コンサルタント。
その後、在宅療養支援診療所を開業。東北大震災後には石巻にも診療所を開設、第3回イノベーター・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
テーマは「在宅医療におけるイノベーション」。

■目からウロコ

徳田安春先生は「Dr.井村のクリニカルパールズ」の前身である「Dr.宮城のクリニカルパールズ」の監修を長い間務めていただいていました。
今回、久しぶりに戻ってきてくださいました。徳田先生の「目からウロコ」が落ちたものは……。

目次

ドクターの肖像

東京大学医科学研究所 先端医療研究センター 先端がん治療分野 教授
附属病院 脳腫瘍外科 教授 藤堂 具紀

がん治療薬開発のジャングルで
"鉈"を揮う革命児-奇才の脳神経外科医-

Forte ─躍進する病院─

東北医科薬科大学病院

Precursor ─先駆者─

さいたま市立病院 副院長 小山 卓史

Doctor's Opinion

在宅医療におけるイノベーション

目からウロコ

"Positive Diagnosis"「陽性診断」とは?

Dr.井村のクリニカルパールズ

頭痛や強い痒みの原因は?

臨床研修指定病院紹介

多根総合病院
八戸市立市民病院

専門医研修紹介

三重大学医学部附属病院 総合診療後期研修
株式会社麻生 飯塚病院

Spotlight

山形県 病院事務局
杉田玄白記念公立小浜病院

医療過誤判例集

出生直後の新生児の経過観察義務

医局紹介

岡山大学医学部心臓血管外科学教室
信州大学医学部脳神経外科学教室

Medical Topics/Student's Voice

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