ドクターズマガジン2016年8月号

今月の読みどころ

■ドクターの肖像

宇山 一朗
(藤田保健衛生大学 総合消化器外科学 教授/ダヴィンチ低侵襲手術トレーニングセンター長)

低侵襲手術として開腹より内視鏡で手術をすることが主流になってきた今、その先を行くロボット手術。
現在、国内で200以上の医療機関に導入されているダヴィンチが普及したのは、治療の一部が保険収載されたことも大きい。
「今後の手術はこれが主流になるだろう」と語る宇山一朗先生はロボット手術の牽引者で、これまでに胃がんや食道がんを500症例も行っています。
いつもと雰囲気の違う表紙ですが、宇山先生の後ろにあるのがロボットアームです。
幼少から野球少年で王貞治に憧れていた宇山先生は、ついには王監督の胃の全摘手術の執刀医になるとは夢にも思っていなかったことでしょう。
野球・陸上・フェンシングとスポーツ万能の宇山先生のストーリーをぜひお読みください。

■時代を支える女性医師

東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 眼科 教授 大野 京子
大野先生は「強度近視」の権威の先生で、「近視の女王」とも言われています。
目を細めず指を目の前に近づけて目の前11cmまで来ないと指紋が見えない状態が「強度近視」。強度近視でもコンタクトレンズや眼鏡で矯正できますが、問題は病的な近視になると失明するリスクが大きくなることです。
何故かアジア人の女性に多いという、その原因はわかっていないそうで、そのチャンスを活用して大野先生は世界的に研究結果を発信しています。
「和風美人」といった印象の大野先生、シャンプーのCMに出てきそうなストレートの黒髪が印象的でした。

■Dr.井村のクリニカルパールズ

新しくマンガに登場した「初期研修医・丸尾はじめ先生」の勉強ぶりはスゴイです。
今回も「Dr.宮城の第2回でこんな症例がありました」と茶良先生にサラリと言っています。
それは6年前の2011年2月号のことでした。作っている側ももう覚えていません!

■Doctor's Opinion

焼津市立病院 太田 信隆
テーマは「医師は公共財である」。新専門医制度について、チクリと苦言も。

■目からウロコ

筑波大学教授 水戸協同病院 グローバルヘルスセンター・感染症科 矢野 晴美
矢野先生は、昨年の「民間医局アカデミー」で大好評を博した「感染症シリーズ」の講師を務めていただきました。
アメリカで医学教育に興味を持ったきっかけが「目からウロコ」だったという矢野先生の興味深いエピソードです。

目次

ドクターの肖像

藤田保健衛生大学 総合消化器外科学 教授
ダヴィンチ低侵襲手術トレーニングセンター長 宇山 一朗

真の低侵襲を実現するダヴィンチ手術
黎明期から普及期まで
ダヴィンチでトップを走るサージカル・アーティスト

Forte ─躍進する病院─

社会医療法人北九州病院 北九州総合病院

シリーズ 時代を支える女性医師

東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 眼科 教授 大野 京子

Doctor's Opinion

医師は公共財である

目からウロコ

医学教育に興味を持つ原体験

Dr.井村のクリニカルパールズ

海外からの帰国後、発熱で来院した患者の鑑別は?

臨床研修指定病院紹介

JA愛知厚生連海南病院
磐田市立総合病院

専門医研修紹介

北見赤十字病院
IMSグループ 板橋中央総合病院

Spotlight

医療法人社団シマダ 嶋田病院

医療過誤判例集

病名及び病状についての説明義務

医局紹介

和歌山県立医科大学 産科婦人科学教室
京都大学医学部附属病院 形成外科
兵庫医科大学 救急・災害医学講座 救命救急センター

Medical Topics/Student's Voice

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