後期高齢者(75歳以上)の外来診療で遭遇率の高い症候を厳選し、各症候のエキスパートが講義と受講者からの
質問を中心に、その診療エッセンスをお伝えします。更に、高齢者診療で押さえておくべき基本的な考え方を
監修・岡田先生による総論で肉付けし、内科だけではカバーできない高齢者診療の基本を体系的に学習する全2回コースです。
第1回 8月23日(日) | 第2回 9月13日(日) | |
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10:00 ~ 11:20 |
高齢者医療総論 |
高齢者医療総論 |
11:30 ~ 12:50 |
認知症・うつ 杏林大学医学部 精神神経科 助教 |
高齢者の身体診察洛和会丸太町病院 救急総合診療科 医長 |
12:50 ~ 14:00 |
休憩 |
休憩 |
14:00 ~ 15:20 |
転倒・低栄養
横浜市立大学附属市民総合医療センター |
めまい洛和会丸太町病院 救急総合診療科 医長 視力障害京都大学 医学教育推進センター |
15:30 ~ 16:50 |
失禁・婦人科独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター 産婦人科 |
腰痛・膝痛医療法人鉄蕉会 亀田メディカルセンター |
家庭医療専門医(米国・日本) 医療法人鉄蕉会 亀田ファミリークリニック館山 院長
岡田 唯男 先生
皆さん、高齢者によく起きる問題とは何でしょうか。脳卒中? がん? 糖尿病?……。 図の左側は「老年症候群」の代表的なものです。皆さんが「よく遭遇する」と認識しているであろう右側の病態の出現頻度と比べてみてください。この図によれば、 「糖尿病と同じぐらい失禁と」あるいは「がんと同じくらい低栄養と」向き合わなければ疾患を見過ごすことになります。皆さんは、「がん」に向き合うのと同じ重み(頻度)で「低栄養」と向き合えているでしょうか? プライマリ・ケアをきちんと実践するには従来の「内科」の枠組みだけでは不十分なのです。 今回の企画は高齢者を包括的に診療するため、CGA(高齢者総合評価)とポリファーマシーへの取り組みを総論、内科以外の老年症候群の主要な疾患を各論とし、系統的に学べるよう計画しました。昨年度と 同様、「すぐに紹介」「待機的に紹介」「実地医科で対応可」の3軸に分かりやすくまとめてお伝えします。
受講料
民間医局会員価格 12,000円/回(税別) 民間医局会員でない方 15,000円/回(税別)
※1回あたりの金額です
※団体でお申込みをされる場合は、上記アドレスへお問い合わせください。