民間医局アカデミーシリーズ4 内科だけではカバーできない高齢者総合診療~


民間医局アカデミーシリーズ4 内科だけではカバーできない高齢者総合診療

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昨年大好評だった民間医局アカデミープライマリケアシリーズ第2弾、『内科だけではカバーできない高齢者総合診療』が開催
されました。第1回の当日は、「認知症・うつ」「転倒・低栄養」「失禁・婦人科」の6疾患のエキスパートによる講義に加え、
前回大好評だった岡田先生の「総論」もパワーアップ。 今、現場で必要な診療ポイントを体系的に学んでいただける内容とな
りました。


第1部:高齢者医療総論 CGA(高齢者総合機能評価)
講師:医療法人鉄蕉会 亀田ファミリークリニック館山 院長 岡田唯男先生

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前回シリーズで好評だった、監修・岡田先生による「総論」。
今回は、他セッション同様の60分に時間を拡大し、高齢者診療において重要な「CGA(高齢者総合機能評価)」について概説いただきました。

高齢者診療おいて欠かせない「フレイル」の概念の解説や、診察室で明日から使えるスクリーニングの方法なども紹介しながら、CGAの実践方法について、わかりやすく説明していただきました。

普段から高齢者をよく診ている受講者も、日常の診療を見直す機会となり、学んだ知識を「明日から生かそう」というモチベーションアップにつながっていたようです。




◆受講者の声~アンケートより~◆
【卒後33年目・外科】「フレイル」という考え方がよく理解できました。市民病院の院長をしていますが、CGAチームを作ろうと思います。

【卒後23年目・血液内科】臨床の現場で患者さんたちときちんと向き合っているからこそ、医学的な科学的な理屈ではない、医者としての勘(?)による意見が興味深かった。

【初期研修・1年目】診察室ですぐに行えるスクリーニング(two-step testなど)を紹介して頂き、すぐ活用できそうです。

【医学部・5年生】〝健康寿命をいかにのばすか"その具体的な評価や対策を知る事ができ、大変勉強になりました。






第2部:認知症・うつ
講師:杏林大学医学部 精神神経科 助教 今村弥生先生
イメージ2 第2部では、前回シリーズでもご講演いただいた、杏林大学の今村弥生先生に、 高齢者診療では欠かせない「認知症・うつ」をテーマにお話しいただきました。

「せん妄」への対応や、専門科へのコンサルトのタイミングなど、現場でも多くの先生方が悩んでいるポイントにフォーカスし、実践に即した講義は大好評でした。

本アカデミーのプライマリ・ケアシリーズで、もはや"名物"となった、質問コーナーでは、今回も約20個の質問が寄せられ、監修の岡田先生との見事なコンビネーションで軽快にご回答いただきました。


◆受講者の声~アンケートより~◆
【卒後32年目・内科】断片的な小さなコメントが今まで悩んでいたことの解決につながった。

【卒後23年・循環器】睡眠、鎮静についての薬の使い方は非常に勉強になりました。

【卒後7年・家庭医】実際の体験に基づく意見が多く勉強になりました。

【初期研修・1年目】認知症患者への接し方など臨床に即した部分を教えていただき勉強になった。



第3部:転倒・低栄養
講師:横浜市立大学附属市民総合医療センター 若林秀隆先生
イメージ2 第3部では、横浜市立大学附属市民総合医療センターの若林秀隆先生による「転倒・低栄養」の講義でした。

受講者同士のディスカッションや、具体的なリハビリや筋トレの仕方などをステージ上で提示いただきながらアクティブなセッションとなりました。

医療者にとってショッキングな「医原性サルコぺニア」の概念、「攻めのリハ」栄養管理の方法など、"目からウロコ"の知識が満載で、受講者は終始食い入るように聴講していました。

◆受講者の声~アンケートより~◆
【卒後31年目・呼吸器内科】まだまだ栄養について病院も考えることが少ないと感じています。「安静・禁食」の安易な指示について反省です。

【卒後18年目】具体的な筋トレ方法など、とてもためになりました。明日から使えます!!

【卒後15年目・精神科】"医原性サルコぺニア"という意識がこれまでなかった。今後は意識を改めていきたい。

【卒後4年目・総合診療】栄養についての考え方が変わったと思う。





第4部:失禁・婦人科
講師:独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター 産婦人科 水谷佳敬先生
イメージ2 第4部では、前回シリーズでもご講演いただいた、長崎医療センターの水谷佳敬先生に、「失禁・婦人科」をテーマにお話しいただきました。

「DIAPPERS」という尿失禁の鑑別方法の紹介や、骨盤底筋群や膀胱の訓練の具体的な方法の紹介などもあり、婦人科に苦手意識の強い受講者に対しても、実践ですぐに使える知識として大好評でした。

後半は、男性にみられがちな「前立腺肥大症」について、検査から具体的な薬剤を使った治療法まで、泌尿器科専門医の監修も受けて、わかりやすく解説いただきました。
◆受講者の声~アンケートより~◆
【無記名】明日から尿失禁の行動療法について指導始めます。

【呼吸器内科・31年目】在宅で膣からのオリモノや子宮脱はみることが時々あるので、その応急処置が覚えられて良かったです。ありがとうございます。

【消化器内科・9年目】具体的なリハビリ法や薬剤名わかりやすかったです。

【初期研修・2年目】苦手意識を減らすきっかけになり、今後積極的に診ようと思いました。





講義風景
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