『民間医局アカデミー』第2弾として、多くの先生方からリクエストいただいた「他科診療」をテーマに、第1回講義が2014年6月28日(土)に開催されました。家庭医療やプライマリケアに関心のある先生方や内科以外のご専門でも他科の初期診療を学びたい先生方など全国各地から、多くの先生がお越しになりました。
当日は、質問カードを配布し、受講者からの”生”の質問を多く取り上げ、講師の先生に解消していただくことで、多数のご満足のお声を頂戴して終了いたしました。
■ 一言でいえば、刺激になりました。【卒後8年、整形外科】
■受講者属性:職種
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■受講者属性:専門科目
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■漢方
・外来でよく診る症状に対する適応薬がよくまとまっていて参考になった。【卒後20年、内科】
■皮膚科
・発疹についてのアプローチの仕方を変えようと思いました。【卒後31年、小児科】
その他多数の受講者の声・講義風景はこちらから
「患者から逃げないですむ医療」漢方の正しく便利な使い方を学ぶ
第1部は、医療法人鉄蕉会 亀田メディカルセンター 東洋医学診療科 部長 南澤 潔 先生による『漢方』についての講義では、不定愁訴へのアプローチや西洋薬との併用のポイントなど、明日から漢方を使ってみたくなるtipsが満載で、受講者からの質問もたくさん寄せられました。

・意外にも簡単な東洋医学の診療思考
・内科医が知っていると便利な簡単漢方
・漢方薬を処方するなら医師として知っておくべき事
患者中心の医療の方法
第2部の、監修 医療法人鉄蕉会 亀田ファミリークリニック館山 院長 岡田 唯男 先生による、『家庭医療・総合診療 総論①』では、PCCM(患者中心の医療の方法)のアップデートなど「患者さんのための医療」の実践に必要なコアスキルについてエッセンスを凝縮してお話をいただきました。
実例を交えた講義で、受講者からは日常の診療を見直す良い機会になった。という満足の声が寄せられました。

・患者中心の医療の方法(PCCM:Patient Centered Clinical Method)
つらい内科の勉強の合間に、楽しい皮膚科を少しずつ勉強継続
第3部は、医療法人鉄蕉会 亀田メディカルセンター 皮膚科 部長 田中 厚 先生より、『皮膚科』の症例を中心とした講義で、見逃すと怖い症例やステロイドの使いどころなど皮膚科の奥深さを実感できる内容となりました。
圧倒的な症例スライドの量でとてもわかりやすかったという受講者の声も多くいただきました。

・その日のうちに紹介をすべき救急疾患トップ4
・内科、プライマリケアで対応可能、対応すべき疾患トップ3と
それらの紹介のタイミング
・局所ステロイドの使い方
首都圏だけでなく、全国各地から多くの 先生方にご参加いただきました。
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質疑応答では、受講者の”今聞きたい”疑問に
ついてその場で解消いただきました。
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ポイントを聞き逃すまいと集中してメモを 取る受講者の皆さん。
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- ■漢方
- ・聞いたことがある(よく使われる)漢方を挙げての説明だったので、「まったく分からない」ことにはなりませんでした。
ありがとうございました。【卒後2年、初期研修医】
- ・とっつきにくい漢方だったが、患者の利益にかなりなりそうに感じて考えが変わった。【卒後5年、健診】
- ・本の紹介もあり、今後自分で勉強してみたくなるencouragingな良い講義でした。【卒後26年、内科】
- ■家庭医療・総合診療
- ・自分の診療をふりかえる材料としてとても勉強になった。【卒後3年、リハビリ科】
- ・問診の仕方、患者の対応の仕方がよくわかった。患者の満足度のありかがわかった。【卒後5年、健診】
- ・外来での面接スタイルに対するヒントが、本日の講義に多々あった。【卒後10年、総合診療内科】
- ■皮膚科
- ・分かりやすい講義だったので、さっそく明日からの診察で実践したいと思った。【卒後2年、初期研修医】
- ・もっと積極的に皮膚診療をしていきます。【卒後11年、総合診療科】
- ・いつもみている患者さんより、ちょっと皮膚もみてくれといわれることも多いので勉強になった。【卒後18年、内科】