今月の読みどころ ドクターの肖像 西良 浩一(徳島大学大学院 医歯薬学研究部 運動機能外科学(整形外科)教授) 腰痛の謎を“解体”したトップ・スポーツドクターです。西良氏は「腰痛には必ず理由があり、謎ではない」と言い切ります。謎解きの答えを求め、徳島には全国から多くのトップアスリートをはじめとした患者が訪れます。脊柱管狭窄症の治療として画期的な、局所麻酔の内視鏡手術法FEDを生み出し、子供の腰痛の保存療法を確立、手術の要否を判断する画像診断にも新しい発見を取り入れる。このような知見や、精緻な問診、リハビリ、予防法を書籍に集約するなど、日本の整形外科医療を飛躍的に進化させたドクターです。 Doctor's Opinion 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 前理事長 村上 信五 認知症発症の最大のリスク因子が「難聴」だと聞くと意外かもしれません。難聴者が補聴器を導入すると認知機能の低下が抑えられたという、最新の研究などが例に挙げられ、耳が聞こえることの大切さが分かるコラムです。 連載コラム 押し売り書店“仲野堂” 「エセ療法に騙されないためには、医学リテラシーを身に付けるべし」、ということで、今回は医療の闇が見えてくる臓器売買や、エセ医療などに関する実話が読める3冊のご紹介です。 Challenger ―挑戦者― 京都大学医学部附属病院 総合臨床教育・研修センター 准教授/島根大学医学部附属病院 総合診療医センター 客員教授 和足 孝之日本の“医学教育改革”を本気で考え、全国的な教育活動を行っています。島根大勤務時代は、県内の若手医師を育成するための仕組みづくりを行い、総合診療医の専攻医の割合を日本一に引き上げました。診断エラー学など、日本で研究が進んでいない分野にも先駆者として切り込み、ハーバード大では最新の研究手法を習得。現在、京都に軸足を置き、どんな改革を進めているのか。次の時代に必要なものを見極め、策を練る現代版・坂本 龍馬のごとく、医療改革を進めています。 Dr.徳田のクリニカルパールズ 不安感と動悸、不眠、手の震えがある28歳女性が来院。バンザイをしたり、アキレス腱反射を見たりとさまざまな技術を使って診断を導きます。10月といえばハロウィン、みんなコスプレしています! Case Study[特別企画] 10万人当たりの医師数が全国38位と、医師少数県の岐阜県ですが、専門研修の基幹型施設は16あり、質の高い教育が展開されています。若手医師育成に尽力する岐阜大学医学部附属地域医療医学センター長・教授の牛越 博昭氏と、3人の専攻医による座談会を開催し、岐阜県の医療と専門研修の魅力をうかがいました。 目次 ドクターの肖像 徳島大学大学院 医歯薬学研究部 運動機能外科学(整形外科)教授西良 浩一 徳島発 整形外科の“未来への教科書”を世界に!腰痛の謎を“解体”したトップ・スポーツドクター Doctor's Opinion 難聴と認知症~日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の取り組み~日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 前理事長村上 信五 連載コラム 押し売り書店“仲野堂” #33大阪大学 名誉教授仲野 徹 Challenger ―挑戦者― 京都大学医学部附属病院 総合臨床教育・研修センター 准教授/島根大学医学部附属病院 総合診療医センター 客員教授和足 孝之 Dr.徳田のクリニカルパールズ 不安感や動悸の原因は? Case Study[特別企画] 地域医療のカタチ「岐阜県」優れた指導医と“オール岐阜体制”で、真に実力ある医師を育成 REPORT×レジナビFair 未来の医療を担う架け橋“レジナビフェア”の進化と展望 臨床研修指定病院紹介 地方独立行政法人 東千葉メディカルセンター医療法人徳洲会 八尾徳洲会総合病院 専門医研修紹介 東京都立病院機構 東京都立駒込病院社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院 医療過誤判例集 電子カルテ上の「転室・転床」操作でアラーム設定が上書き 医局紹介 筑波大学附属病院 消化器内科高知大学医学部 外科学講座 MEDICAL TOPICS/STUDENTʼS VOICEバックナンバーのご案内 民間医局会員になればドクターズマガジンが無料購読!! 民間医局では会員の皆様へドクターズマガジンを毎月無料でお届けしております。 ご興味がある方は、下記よりご登録ください。 民間医局にご登録済みの方無料購読の申込みをする 民間医局にご登録されていない方民間医局会員登録(無料)はこちら ※本サービスは医師・医学生専用です。 ドクターズマガジン2024年10月号をお求めの方へ ご希望の方はこちらからお申し込み下さい。 ドクターズマガジンのバックナンバーは1冊550円(税込)です。 戻る