ドクターズマガジン2024年8月号

今月のドクターズマガジン読みどころと目次をご紹介します。

今月の読みどころ

ドクターの肖像

渡辺 俊一
(国立がん研究センター中央病院 呼吸器外科長)

少人数で最多症例数を執刀し、肺がん手術日本一を守り抜く呼吸器外科医です。
肺葉切除よりも高度な技術を要する区域切除の技を磨き、術後QOLまでを見据えた良質な医療を提供しています。
同院が肺がんの手術数国内トップのポジションを20年以上も守っているのは、トップで走り続ける渡辺氏の貢献そのものです。
医師家系で、父は大学教授、祖父は地域の“赤ひげ”。
それぞれの血筋は、患者最優先の温かい医療に引き継がれています。

Doctor's Opinion

東京慈恵会医科大学附属病院 脳神経外科 主任教授 村山 雄一

脳卒中を診られる専門医の不足や地域格差を問題視し、村山氏が開発したのは、外部からでも画像や内視鏡などのライブイメージの共有ができるアプリ「Join」。
脳外科における遠隔医療の“今”と、更なる挑戦についてご執筆いただきました。

連載コラム 押し売り書店“仲野堂”

今月の仲野先生おススメの筆頭は、香山 リカ氏の著書です。
香山氏がへき地医療を始めたきっかけの1つに、アフガンで活躍した中村 哲医師の存在があったようです。

Challenger ―挑戦者―

琉球大学病院 周産母子センター 教授 銘苅 桂子
生殖医療や婦人科系がんに対する内視鏡下手術の分野で活躍し、働き方改革の先頭に立ち、産婦人科医療をけん引する新リーダーです。
若年妊娠など沖縄ならではの医療課題に向き合い、また、患者と共に不妊治療を乗り越える姿には胸を打たれます。
3人の子を育てながら、チャレンジ続きだったというこれまでの銘苅氏の力強い歩みを伺いました。

Dr.徳田のクリニカルパールズ

Dr.徳田たちがキャンプに出掛けると、ふらつく女性と遭遇。
話を聞くと原因は不眠にありそうです。
睡眠薬の処方だけではない“不眠治療”について学びます。

SPOTLIGHT[特別企画]

~医師不足を解決するオールマイティー救急医の存在~
社会医療法人財団 池友会 新行橋病院
少ないマンパワーでいかに医療ニーズに対応するか。
同院は、この難題を乗り越えるため、マルチに活躍する救急医の存在に解決策を見出しました。
救命救急部部長の田中 宏典氏は、手術、IVR、内視鏡を手掛け、術中の麻酔も自分でかける。
集中治療や感染症の患者も診れば、栄養サポートチームの活動にも加わります。
地域医療を支えるために培われた技術は“地域だったからこそ”身についたものでした。

目次

ドクターの肖像

国立がん研究センター中央病院 呼吸器外科長
渡辺 俊一

少人数で最多症例数を執刀し
肺がん手術日本一を守り抜く呼吸器外科医

Doctor's Opinion

世界を繋ぐ医療ICT
東京慈恵会医科大学附属病院 脳神経外科 主任教授
村山 雄一

連載コラム

押し売り書店“仲野堂” #31
大阪大学 名誉教授
仲野 徹

Challenger ―挑戦者―

琉球大学病院 周産母子センター 教授
銘苅 桂子

Dr.徳田のクリニカルパールズ

慢性不眠の原因は?

SPOTLIGHT[ 特別企画 ]

医師不足を解決するオールマイティー救急医の存在
社会医療法人財団 池友会 新行橋病院

臨床研修指定病院紹介

JA 秋田厚生連 秋田厚生医療センター
広島医療生活協同組合 広島共立病院

専門医研修紹介

愛知県厚生農業協同組合連合会 江南厚生病院
公益社団法人鹿児島共済会 南風病院

医療過誤判例集

神経性食思不振症の患者に対する定期的な血液検査義務

医局紹介

獨協医科大学 整形外科学講座
京都大学 脳神経外科同門会

MEDICAL TOPICS/STUDENTʼS VOICE
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