ドクターズマガジン2023年4月号

ドクターの肖像

齋浦 明夫
（順天堂大学大学院 医学研究科 肝・胆・膵外科学 主任教授）

最高難度の手術を手掛ける“日本一の肝胆膵外科医”です。
幕内 雅敏氏から手技を学び、移植免疫の研究でも世界初の成果を作りました。
他では手に負えないような140を超える転移がんでも、常識破りの発想と、手術中の極限の中での判断力で寛解に導きます。
その道を極めるには「阿呆になること」。
その真意をぜひ本編で。

Doctor's Opinion

豊中敬仁会病院 院長補佐／内視鏡ロボット手術センター長　奥田 準二

医師人生40年を振り返ると、医師として最も重要なのは“人格を磨き続けること”だと気付いたそうです。
そんな奥田氏も、かつて先輩から「天狗になっている」と叱咤激励を受け、生まれ変わった一人。
テーマは「外科医のターニングポイント」です。

連載コラム　押し売り書店“仲野堂”

今回は臓器移植に関する3冊のご紹介です。
「異種移植」や「移植をめぐる倫理」など……。
仲野先生の解説が分かりやすく、つい本を読んだ気になってしまいます。

Challenger ―挑戦者―

川崎市立井田病院 腫瘍内科 部長／一般社団法人 プラスケア 代表理事　西 智弘
緩和ケアは終末期に行うイメージが強いですが、早期から緩和ケア医が関わることで、寿命が延びるなど多くのメリットがあることがわかっています。
西氏の緩和ケア外来では、「1日2人が限界」というほど丁寧に対話をし、最期を有意義に締めくくるための診療計画を立てます。
患者の生きる力を引き出しつつ、刻々と変わる病況を見極めた一手を打つ緩和ケア医はExcitingな職業だといいます。

Dr.徳田のクリニカルパールズ

二次元コードを読み込むと実際の聴診音が聞ける仕掛け付きです。
ぜひ聞いてみてください。
もうすぐ新キャラも登場します！

FORTE ―日本列島病院探訪―

邑楽館林医療企業団 公立館林厚生病院
がん治療、循環器内科、呼吸器医療、血液・腫瘍内科、脳神経外科に力を入れる同院。
全部適用を契機に10年計画を作り、職員一丸となって進めています。
働き方改革が進んでおり、21時まで働いている医師はほとんどいないそうです。
3年連続フルマッチも達成しています。

SPECIAL COLUMN　隔月連載：肺移植医 大藤剛宏先生のカタール冒険譚 Episode.13 最終回

「“尖る”→“型破り”→“非凡”へと自分を育てよ」
最終回ということで、日本の若きドクターへ向けてエールを頂きました。
海外で活躍できる人材とは、人と違う発想を持つイノベーター。
大藤氏もコーネル大学の教授となり、そういった人材の育成に力を入れていくそうです。

MEDICAL TOPICS／STUDENTʼS VOICE
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