ドクターズマガジン2025年4月号

ドクターの肖像

渡辺 仁
（JA長野厚生連 佐久総合病院 統括院長）

「変な病院ですけれど、おもしろい病院なんです」
地域との強い繋がりを育む病院祭、市民の健康意識を高める研修医の演劇、住民は皆歌える佐久総合病院の歌。
温かい関わりの中で作られる地域との絆は、佐久総合病院が唯一無二の存在だと言われるゆえんです。
農民医療のメッカとして同院の知名度を全国区にした伝説の医師・若月俊一氏の志を引継ぎ、令和になった今、地域医療の手本である同院を先導する渡辺氏は、人の心の中へ優しく入る地域医療活動家。
その半生を伺いました。

Doctor's Opinion

日本赤十字社 武蔵野赤十字病院 統括管理監・名誉院長　泉 並木

肝がんと他臓器のがんとを比較して、治療上大きく異なるポイントや、免疫チェックポイント阻害材薬がよく効く肝がんにおいて、手術・薬物療法をどう組み合わせるべきかなどを論じていただきました。

連載コラム　押し売り書店“仲野堂”

超難解な量子力学の本、全六巻の長編で数学の美しさが実感できる本など、苦労しながら読むと、ためになる書籍をご紹介。
チャレンジングな読書からは、大きな達成感と爽快感を得られます。

Challenger ―挑戦者―

埼玉協同病院 整形外科部長／関節治療センター 副センター長　桑沢 綾乃
人工膝関節置換術で国内トップクラスの症例数を誇る人工関節のトップランナーです。
手術支援ロボット3機種を使いこなす技術を持ちながらも、症例によってはロボットを凌ぐ高精度のマニュアル手術を行えることが強み。
上司から課された無理難題の「握力40」をクリアし、整形外科での修行を勝ち取るガッツと、患者さんと友人のように仲良くなる人懐こさを持つ桑沢氏は周囲から愛され、尊敬される医師です。

Dr.徳田のクリニカルパールズ

腹部のふくらみを伴う腹痛の原因は――？
今回は、実際の打診音が聞けるQRコード付きです。

FORTE ―日本列島病院探訪―

地方独立行政法人 神奈川県立病院機構 神奈川県立がんセンター
国立がん研究センター、がん研究会有明病院に次ぐ、全国トップクラスのがん治療中核病院として、ゲノム医療や重粒子線治療をリードしています。
2015年には敷地内に重粒子線治療施設を開設。
同一敷地内に重粒子線治療設備を備えた唯一のがん専門病院となりました。

MEDICAL TOPICS／STUDENTʼS VOICE
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