ドクターズマガジン2026年1月号

ドクターの肖像

藤谷 茂樹
（聖マリアンナ医科大学 救急医学 主任教授／救命救急センター センター長／集中治療センター センター長）

「RRSを起動せよ！奇跡を起こそう！地域から世界、そして未来へ――救急総合医の挑戦」
未知の感染症が日本に迫る中、藤谷氏はダイヤモンド・プリンセス号の患者受け入れを決断。
独自の創意工夫で、病棟をCOVID-19治療の最前線へと変貌させ、奇跡の母子救命を成し遂げました。
さらに、患者の急変を察知して専門チームを招集する「院内急変対応システム（RRS）」を全国に広め、NP育成とともに日本の救命文化を刷新。
命の瀬戸際で戦い続ける医師の姿を追う、圧巻のお話です。

Doctor's Opinion

亀田総合病院 乳腺科 主任部長　福間 英祐

日本の乳腺診療は、医師不足や医療費増大で厳しさを増す一方、乳がんの早期診断、新規治療、AI活用など明るい進展もあります。
AIによる発症リスク層別化、低侵襲治療、施設の集約化が未来を拓く鍵になる――。

連載コラム　押し売り書店“仲野堂”

アリにコードをつけて行動を記録し、昆虫研究を記した『ぼっちのアリは死ぬ』、爆弾犯の父との逃亡生活を綴った『爆弾犯の娘』など、今号は、半年に1度名物企画（！？）、「つながりはないけど面白かった本」のご紹介です。

Challenger ―挑戦者―

アイリス株式会社 代表取締役／広域紋別病院 非常勤医師　沖山 翔
「世界初の医療機器を開発、納得感ある医療を目指すジェネラリスト」
全国約100の病院を巡り、離島で命を預かる重圧や、治療に納得できない患者にすごまれる経験をし、医療の本質は「人の幸せにつながること」だと気付きます。
納得感ある医療を追求する中で、ついには熟練医の身体診察をAIで再現する“世界初”の医療機器を開発。
インフルエンザや新型コロナの判定を可能にしました。
“医療未来”が確実に動き出していると実感できるインタビューです。

Dr.徳田のクリニカルパールズ

漫画の世界では一足早く新年を迎えました。
新年の抱負を決めた丸尾君ですが…！
さて、今回は点滴部位に腫れが生じる場面について学びます。

FORTE ―日本列島病院探訪―

広島大学病院
外科医不足解消の一手として、若手外科医にインセンティブを付与する国立大学初の試み【未来の外科医療支援手当】を導入し、話題となった広島大学病院。
“中四国唯一”を冠する取り組みが多く、業務損益も42国立大学病院のトップを誇る同院の強さの理由を伺いました。

連載コラム　それ、ChatGPTが代わりにやります！

第4回目では、退院時サマリーを例に書類作成に応用可能なプロンプトの考え方を学びます。
臨床現場で安全に活用できる「医療向け生成AIサービス」のご紹介も！

MEDICAL TOPICS／STUDENTʼS VOICE
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