ドクターズマガジン2018年2月号

今月の読みどころ

■ドクターの肖像

馬場 秀夫
(熊本大学大学院生命科学研究部 消化器外科学 教授)

熊本大学の馬場秀夫先生が医師になったきっかけは、弟が事故死されたことからでした。
薬剤師の多いご家族から愛情を受けて育った馬場氏は、ヨット競技でオリンピック選手にもなった有名な方でもありました。
ズボンの裾を上げて見せてくださったデコポンのような大きなふくらはぎは、当時の栄光の証です。
医師になってから、超一流になるために進んだ努力の道。
熊本から世界を目指す「ドクターの肖像」です。

■時代を支える女性医師

昭和大学医学部 乳腺外科 准教授 明石 定子
日本の乳がん罹患率は年々上がっています。
食事の欧米化がその原因とも言われ、働き世代の女性にもがんの死亡原因のトップです。
乳がん手術の実績は2千件以上、年間100件の手術を受け持つ明石定子先生です。
手術室に入ると、医療提供者全員が女性という状況も珍しくはないそうです。

■Forte ─躍進する病院─

関越病院
埼玉県の鶴ヶ島・坂戸エリアの地域医療を支える2次救急病院。
救急(救急患者8,850人、救急車2,900台)は県内有数の受け入れ数。
透析部門の技術、設備も日本トップクラスでブラッドアクセスの管理技術が高く業界内でも有名です。
病床数229の小規模の臨床研修指定病院は全国的にも珍しい。
小規模ではあるが、プライマリ・ケアから二次救急までの大部分をカバーし、より質の高い医療の実践を追及し全国から研修医がやってきます。

■Doctor's Opinion

社会医療法人祐愛会 織田病院 理事長 織田 正道
AIと在宅医療とは対極に位置するようにも思えますが、実際に2016年10月より実証実験をしている織田病院の理事長にその取り組みと、どうあるべきかを執筆いただきました。
テーマは「IoTとAIを導入した在宅医療」

■Dr.井村のクリニカルパールズ

季節はバレンタイン。チョコに喜ぶ男性陣はどうなる?
義理チョコの3倍返しって大変ですー!

■「目からウロコ」
今回は、水戸協同病院総合診療科教授の小林裕幸先生に執筆いただきました。
UCSFの診断学者から教わった臨床推論は、ジェネラリストの極意でした。
テーマは「シャーロックホームズと臨床推論」

目次

ドクターの肖像

熊本大学医学部附属病院 副病院長
熊本大学大学院生命科学研究部 消化器外科学 教授
馬場 秀夫

患者を幸せにしたい
理想とする医療を求め続ける超一流の外科医

Forte ─躍進する病院─

社会医療法人社団新都市医療研究会[関越]会 関越病院

シリーズ 時代を支える女性医師

昭和大学医学部 乳腺外科 准教授 明石 定子

Doctor's Opinion

IoT・AIを導入した在宅医療

目からウロコ

シャーロックホームズと臨床推論

Dr.井村のクリニカルパールズ

排尿時痛の原因は?

臨床研修指定病院紹介

医療法人橘会 東住吉森本病院
黒部市民病院

専門医研修紹介

公立昭和病院
一般財団法人 平成紫川会 小倉記念病院

Spotlight

医療法人社団ヤマナ会 東広島記念病院 リウマチ・膠原病センター

医療過誤判例集

肝硬変の患者に対する検査義務

医局紹介

獨協医科大学埼玉医療センター 綜合診療科
大阪医科大学医学部 総合医学講座 リハビリテーション医学教室

Medical Topics/Student's Voice

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