ドクターズマガジン2018年3月号

今月の読みどころ

■ドクターの肖像

山本 晋
(社会医療法人財団石心会 川崎幸病院 院長/川崎大動脈センター長)

「大動脈解離」は、発症してしまうと手術をしても死亡率が高く助かっても合併症を伴い、誰もやりたがらない疾患でした。米国で確かに治療できる手術を目の当たりにした山本晋氏は、米国に留学するものの、手術できるチャンスもなく、ひたすら「記録する」ことに注力し自分の礎を作ります。
帰国して初めて大動脈手術をしたときに、救命できて合併症もなかったのはそのような基盤があったからです。今や世界一の症例をこなす日本の大動脈センターになった川崎幸病院。1月から山本氏は院長に就任しました。

■Precursor ─先駆者─

済生会滋賀県病院 救命救急センター(小児救急部門) 野澤 正寛
小児科を専門とする救急医は日本に1%しかいません。
その一人である野澤氏は、小児科と救急科、それぞれの専門領域の隙間でとりこぼされていた命を救うため、小児救急システム「滋賀モデル」を2015年から始めました。 記事にはありませんが、ピアニストを目指したプロ級の腕を使って、患者さんを音楽で楽しませるリアル「コウノドリ」の先生でもありました。
院内コンサートなども実施しているそうです。

■Forte ─躍進する病院─

日本赤十字社 京都第二赤十字病院
同院は676床(28診療科・部)、救命救急センター、健診センターを併設し、最新医療機器を多く備える地域の基幹病院。
1978年に、日本で2番目の救命救急センター併設施設に認定されました。
現在は40床(ICU8床、CCU2床、SCU4床、HCU26床)、京都府内はもちろん近隣の府県も含めた医療圏の3次救急医療に対応。
京都府初の「地域医療支援病院」に認定され、「地域がん診療連携拠点病院」にも指定され、地域において質の高いがん診療に貢献しています。

■Doctor's Opinion

公益財団法人慈愛会 会長 納(おさめ) 光弘
納氏は、2007年9月号の「ドクターの肖像」に登場された内科医。痛風のエキスパートです。
現在は、鹿児島の今村総合病院で「日曜外来」をされています。
テーマは「日曜日に1時間掛けて診察する意義」

■Dr.井村のクリニカルパールズ

3月は卒業の季節。ずいぶん慣れてきた初期研修医の丸尾先生と後期研修医の角立先生。
ついに茶良先生と萌先生は卒業なのか⁉

■「目からウロコ」
今回は、若手医師から絶大な人気を誇る島根大学の和足孝之先生の登場です。
デジタルネイティブとして育った医学生に戸惑いながら発見したこと、を執筆いただきました。
掲載されているイラスト通りのイケメンの先生です。
テーマは「ミレニアル世代に教えることから教えられること」。

目次

ドクターの肖像

社会医療法人財団石心会 川崎幸病院 院長/川崎大動脈センター長
山本 晋

世界一の大動脈医療モデルを創れ!
先進を模倣し創造を加え進化させる不屈の外科医

Forte ─躍進する病院─

日本赤十字社
京都第二赤十字病院

Precursor ─先駆者─

済生会滋賀県病院 救命救急センター 救急集中治療科(小児救急部門) 野澤 正寛

Doctor's Opinion

日曜日に1時間掛けて診察する意義

目からウロコ

ミレニアム世代に教えることから教えられること

Dr.井村のクリニカルパールズ

2週間前からの手足のむくみの原因は?

臨床研修指定病院紹介

津島市民病院
市立川西病院

専門医研修紹介

日本赤十字社 栃木県支部 足利赤十字病院
社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院

Spotlight

社会医療法人壮幸会 行田総合病院

医療過誤判例集

相当程度の可能性論について

医局紹介

東海大学医学部 外科学系脳神経外科学
広島大学大学院 救急集中治療医学

Medical Topics/Student's Voice

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