ドクターズマガジン2019年1月号

今月の読みどころ

■ドクターの肖像

永田 泉
(小倉記念病院 院長)

小倉記念病院は、西日本でも有数の循環器に強い有名病院です。
前院長・延吉正清氏は、ドクターの肖像にも登場された「カテーテル治療」のフロンティア。
その前院長と反対派の軋轢が生じ病院内が混乱を極めた後、延吉氏がついに退任。
収益力も低下していた状況の中、院長として着任したのが永田氏でした。
赤字だった病院をいかに黒字化させたのか、医師だけでなく経営者としての視点にも迫りました。

■Doctor's Opinion

沖縄県立宮古病院 院長 本永 英治
総合診療医で家庭医の本永先生の思う医療観、医療哲学とは、"患者が自分自身の健康を自主的に管理できるよう手助けをすること"なのだそうです。
こう要約すると簡単に聞こえますが……ぜひ本編を読んでみてください。
患者の状態を細胞膜レベルで考察しながら診察されていると知ると、とても単純なことだとは思えなくなります。

■Dr.和足のしまねから"こんにちは"

いよいよ島根大学・和足孝之先生の6ヶ月連載コラムがスタートしました。
今回テーマの「診断エラー学」とは、臨床医が必ず遭遇する診断エラーに対し、どう対処すべきかを考えるポジティブな学問です。
和足先生独特の語り口で、楽しく分かりやすく書かれています。

■特別インタビュー

水町クリニック 総院長 水町メディカルグループ 代表 水町 重範
運転手の脳血管疾患を原因とするバス事故が年々増加しています。水町氏は、こうした事故は運転手が脳の検査を受けることで最小限にできると考え、職業運転手が定期的に脳MRI検診を受けられるよう行政に働きかけています。
クリニック開業前には総理大臣の随行医を務めていたご経験もあります。

■challenger

埼玉医科大学総合医療センター 救急科(ER) 准教授 久村 正樹
救急の現場に精神疾患患者が運び込まれた場合、通常の処置と異なりスムーズに診察できないことが多いようです。
そこで久村氏は、精神科医である自分が救急を行えばいいのではないかと考え、救命救急センターで精神科の治療を理解してもらえるよう日々邁進されています。
摂食障害で命を落とした患者とのエピソードは印象的です。

■Dr.井村のクリニカルパールズ

1ヶ月前から舌に違和感を感じ、段々と舌が肥大していく……。
この病気とは一体!?どれくらい大きくなると病的なの?答えは漫画の解説にて。

■Forte ─院長に聞く─

県立広島病院 木矢 克造
救急医療、脳心臓血管医療、成育医療、がん医療を柱とし、高度急性期を中心とした医療を展開しています。
救急科医師の発案からドクターカーの導入を決定するなど、木矢氏は現場の意見を汲み取り職員が意欲的に働ける職場作りを目指されています。

目次

ドクターの肖像

小倉記念病院 院長 永田 泉

医学史探訪の街道を駆け
病院再建を成し遂げた改革人

Doctor's Opinion

総合診療医・家庭医の思想、沖縄離島から発信

Dr.和足のしまねから"こんにちは"

診断エラー学

特別インタビュー

水町クリニック 総院長 水町メディカルグループ 代表
水町 重範

challenger

埼玉医科大学総合医療センター 救急科(ER)准教授 久村 正樹

Dr.井村のクリニカルパールズ

舌が肥大化した原因は?

Forte ─院長に聞く─

県立広島病院 木矢 克造

臨床研修指定病院紹介

山梨県立中央病院
栃木県済生会宇都宮病院

専門医研修紹介

岡崎市民病院
医療法人社団三成会 新百合ヶ丘総合病院

Spotlight

宮崎大学医学部 外科学講座

医療過誤判例集

脳梗塞に罹患した患者に対する医師の検査義務と患者の期待権

医局紹介

岐阜大学医学部附属病院 総合内科
群馬大学医学部附属病院 内科診療センター

レジナビフェア

「民間医局レジナビフェア 2018」は初開催の名古屋、仙台も大盛況!

Medical Topics/Student's Voice

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