ドクターズマガジン2020年6月号

今月の読みどころ

■ドクターの肖像

有吉 紅也
(長崎大学病院 感染症内科 教授)

失恋の傷を癒すケニア旅で真の貧困を知り、熱帯医学の道へ進みます。エイズ研究で成果を上げ、英国最大の研究財団に選抜。アフリカをはじめとする発展途上国で研究・治療を行いました。
帰国後は、ロンドン大学と長崎大を提携させた修士課程を作ったことも大きな功績です。

■Doctor's Opinion

さとう埼玉リウマチクリニック 院長 佐藤 理仁
テーマは「若き医師が開業する意義」。
佐藤氏も30代でクリニックの開業をし、分院展開も果たしました。
コロナによる医療混乱も踏まえ、若くして開業するメリットについて述べられています。

最終回 仲野徹センセイの座右の銘は銘々に

大阪大学大学院 生命機能研究科 教授 仲野 徹
死ぬ間際にする5つの後悔のうち、1つは「もっと自分を幸せにすべきだった」とのこと。
短い人生の中で、プラス思考でいられる秘訣とは?

■Challenger ─挑戦者─

女川町地域医療センター 小児科医 今野 友貴
東日本大震災を機に、宮城県女川町の助けになりたいと移って来た今野氏。
女川町唯一の病院で、町の子供500人を1人で診ています。病児保育施設の開設も果たしました。

■Dr.徳田のクリニカルパールズ

今回は意識障害で運び込まれた患者の診察。既往歴を見ると、「飲酒『泡盛』1.5合」。
沖縄を拠点とする徳田先生だけに、なんとも沖縄らしい描写です。

■Forte ─日本列島病院探訪─

千葉県勤労者医療協会 千葉健生病院
「急性期と在宅を結ぶハブ病院」として地域に貢献。
他の病院が引き受けない重篤な患者にこそ、士気が高まるという熱いスタッフが揃っています。

目次

ドクターの肖像

長崎大学 熱帯医学研究所 臨床感染症学分野
長崎大学病院 感染症内科(熱研内科) 教授
有吉 紅也

グローバルな熱帯医学と日本をつなぐ
国境なき「本気」の地球医療人

Doctor's Opinion

“30代の医師が開業する意義”

仲野徹センセイの座右の銘は銘々に

確実に予見できる出来事が一つだけある。
それは、自分がいずれ死ぬということである。

Challenger ─挑戦者─

公益社団法人 地域医療振興協会
女川町地域医療センター  今野 友貴

Dr.徳田のクリニカルパールズ

発熱から夜間の意識障害の原因は?

Forte ─日本列島病院探訪─

社会医療法人社団 千葉県勤労者医療協会 千葉健生病院

臨床研修指定病院紹介

JA徳島厚生連 阿南医療センター
独立行政法人 地域医療機能推進機構 熊本総合病院

専門医研修紹介

兵庫県立 ひょうご こころの医療センター
医療法人徳洲会 宇治徳洲会病院

医療過誤判例集

クローン病の回腸結腸吻合部切除術における出血性ショックによる脳障害について、術後管理の注意義務違反を認めた判例

医局紹介

京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
福島県立医科大学 外科学部門

Medical Topics/Student's Voice

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