ドクターズマガジン2022年6月号

ドクターの肖像

和泉 唯信
（徳島大学大学院 医歯薬学研究部 医科学部門内科系 臨床神経科学分野 教授）

ALS（筋萎縮性側索硬化症）診療の第一人者でありながら、同時に戦国時代から続く浄土真宗の住職としての顔も持つ和泉氏。
柔道に取りつかれ七帝戦に全てを注ぎ込んだ北大柔道部時代から一転、「医者になって生きた教えを実践してほしい」という病床の父の願いを受けて医師の道へ……。
父、師、仲間、そして患者さんたちのさまざまな「思い」と向き合い、つないできた氏の、死力を尽くして挑み続ける格闘記をひもときます。

Doctor's Opinion

東京医科大学茨城医療センター 病院長／NPO法人卒後臨床研修評価機構 専務理事／京都大学 名誉教授　福井 次矢
医師臨床研修制度の3回目の見直し（2020年度施行）において、その原案作成にあたるワーキンググループの座長を務めた福井氏。
現行の到達目標がプロフェッショナリズムを前面に掲げるに至った背景や経緯について解説していただきました。

連載コラム 押し売り書店“仲野堂”

将来の進路に精神科を考えたこともあるという仲野先生。
「いまだに精神科にはなんとはない憧れを持っとります」ということで、今回は精神科の医師による3冊を押し売り。
“日頃縁がないテーマこそ学び取れることが多く、それこそが読書の醍醐味”という仲野先生の読書論にも触れられる今回のコラムです。

Special Cross Talk　スペシャル対談：総合診療医編

佐々木 淳（医療法人社団 悠翔会 理事長・診療部長／内閣府 規制改革推進会議 専門委員＜医療・介護・感染症対策＞）×加藤 良太朗（IMSグループ／医療法人社団 明芳会 板橋中央総合病院 院長）
大好評の対談企画『Special Cross Talk』第5弾は、6,000人もの在宅患者を支える在宅医療のトップランナー、佐々木 淳氏と日本版ホスピタリスト（病院総合医）の第一人者である加藤 良太朗氏がご登場。
日本の医療再生の鍵を握る「総合診療医」の役割と、これからの日本に本当に必要な医療について語っていただきました。

Dr.徳田のクリニカルパールズ

2週間前から呼吸がしづらくなったと訴える在宅酸素療法中の患者さん。
心理的負担の大きい難病の患者さんを担当する上での医師の心構えとは……。

Challenger ―挑戦者―

東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科学教室 講師　大村 和弘
鼻副鼻腔疾患に対する内視鏡下手術で日本一といわれる技術力の大村氏。
他院で手術をした患者の再発症例や難症例など、その技術力を頼りに全国、そして海外からも患者が紹介されてきます。
これまでに発表したオリジナル手術は12に上り、それらの開発によって人生が大きく変わったと語る大村氏。
10年以上自費で続けている国際医療協力を“趣味”と言い切る氏の超人的なバイタリティの源に迫ります。

SPECIAL COLUMN　隔月連載：肺移植医 大藤剛宏先生のカタール冒険譚 Episode.08

カタールと言えば、2022 FIFAワールドカップ。
多国籍スタッフが集まる大藤先生の職場でも連日持ち切りなのが、W杯予選の話とロシアによるウクライナ侵攻の話だそう。
オペ室で繰り広げられる“ミニ国連安保理”で、氏が肝に命じたこととは……。

MEDICAL TOPICS／Student's Voice
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