ドクターズマガジン2022年5月号

ドクターの肖像

松山 幸弘
（浜松医科大学 整形外科学講座 教授／浜松医科大学医学部附属病院 病院長）

整形外科は非常に幅広い分野ですが、脊髄分野はとりわけ難解で、新しい治療法もたくさん開発されつつあります。
脊柱変形や脊髄髄内腫瘍など、誰もやりたがらない難手術を一手に引き受け、生涯執刀数1万例を超える世界屈指の“脊椎・脊髄の達人”の松山氏。
術後麻痺率を大幅に下げる手技を全国に普及させ、椎間板ヘルニアを注射で治す世界初の治療薬を開発しています。
苦しかった時に生まれたという人生哲学「KKSKI」に込めた想いとは……。

Doctor's Opinion

日本医科大学 学長　弦間 昭彦
加速する医療のDX化に加え、COVID-19パンデミックによっても医師の役割が変化を余儀なくされている今、大学教育についても質の転換が急務と語る弦間氏。
未来の医療の中で医師が求められる資質とは……。

連載コラム 押し売り書店“仲野堂”

「フィクションすぎてリアリズムゼロ」（仲野先生談）な実在の女性首相メルケルをはじめ、今回は、ちょっと意外な“政治家にまつわる本”3冊をご紹介。
3月で教授職を退任された仲野先生。
大学の枠を飛び出して、さらにパワーアップの予感です。

Challenger ―挑戦者―

北里大学医学部 消化器内科学 主任教授　草野 央
「もっと早くがんを見つけたい」と外科から消化器内科へ転向しESD（内視鏡的粘膜下層剥離術）の第一人者・後藤田 卓志氏の下、消化管内視鏡検査の診断・治療において研鑽を積んできた草野氏。
昨年8月には母校で国内の消化器内科で3人目となる女性主任教授に抜擢されました。
トップに立つことで新たに見えてきた景色と覚悟について、重圧を感じつつも軽やかに語っていただきました。

Dr.徳田のクリニカルパールズ

転倒による頭部打撲で救急外来を受診した患者さん。
最近、転倒することが増えている原因とは……。
対症療法だけでなく、考えうる原因を調べ、かかりつけ医にも共有することが重要というお話です。

FORTE ―日本列島病院探訪―

公益財団法人 ときわ会 常磐病院
経営赤字や医師不足、そして東日本大震災と、数々の試練を乗り越えながらも着実に規模を拡大し続けてきた当院。
昨年には基幹型臨床研修病院の指定を受け、さらなる躍進を遂げています。
その勢いの源はどこにあるのか……。
“ちょんまげ院長”こと新村（しんむら）浩明氏と若き臨床研修センター長・尾崎 章彦氏にお話を伺いました。

MEDICAL TOPICS／Student's Voice
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