ドクターズマガジン2024年12月号

ドクターの肖像

中嶋 優子
（特定非営利活動法人 国境なき医師団日本 会長）

1日4、5回の空爆によって運ばれる患者は病院到着時に3割は亡くなっている。
子供の重症熱傷や四肢切断を治療する。
これはパレスチナ・ガザ地区の病院の日常です。
中嶋氏は、MSFのメンバーとして15年前より世界の紛争地で医療援助をしています。
米国で生まれ育ち、MSFに憧れて医師を目指し、アイスホッケーに打ち込んだ医学部時代。
救急医療、総合診療、麻酔科と、複数の強みを持ち、過酷な地で活躍する中嶋氏はどんな医師人生を歩んできたのか。
その足跡をたどります。

Doctor's Opinion

国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 理事長　中村 祐輔

医療のAI化・デジタル化は、質の高い医療の提供・医療格差の解消に貢献し、さらに医療費の増加抑制・労働人口の維持につながる。
膨大なデータ処理が必要な個別化医療にも活躍するAIがもたらす利益と今後の課題についてご執筆いただきました。

連載コラム　押し売り書店“仲野堂”

今回は東洋医学に関しての3冊です。
1番のおススメは仲野先生と「予約の取れない鍼灸師」若林理砂氏の共著『医学問答』。
漢方、鍼灸がなぜ効くのかなど、仲野先生が西洋医学的な見地から厳しく質問しつつも、抱腹絶倒の内容です。

［25周年&300号 特別企画］SPECIAL TALK ーー特別鼎談ーー
後悔しない、専門科選択とキャリア形成

稲葉 可奈子（Inaba Clinic 院長）×山本 健人（医学研究所北野病院 消化器外科 医員（感染症科兼務））×後藤 礼司（愛知医科大学 内科学講座（循環器内科） 講師）
2024年は医師の働き方改革元年。
専門科選びで悩む若手医師は多く、プライベートの犠牲を懸念して希望の科を諦めるケースもあるようです。
本企画では〝しんどい科〟と言われがちな外科、産婦人科、循環器内科の医師に、自分らしいキャリアの築き方についてお伺いしました。
内科志望から外科医になった山本先生、産婦人科医が天職だという稲葉先生、プロバスケット選手と医師を両立していた後藤先生から貴重なお話が聞けました。

Dr.徳田のクリニカルパールズ

80歳女性の住む家に家族が訪ねると、玄関にものが散乱しており、話を聞くと、「転んだ」というが、会話が成立しないーー。
急な意識障害の原因とは？

［25周年&300号 特別企画］TALK SESSION ーー特別対談ーー
メスを握る資格、筆を執る覚悟

中山 祐次郎（湘南東部総合病院 外科／小説家）×ドクターズマガジン編集長
外科医・小説家の中山氏の代表作で、累計57万部の大ヒットシリーズ『泣くな研修医』の短編小説を、次号の300号記念でご寄稿いただけることになりました。
実は、医学生の頃からのマガジン愛読者である中山氏に、マガジンとの出合いや、印象深い記事、また、外科医教育や、小説家を目指したきっかけなどついて編集長がインタビューしました。

MEDICAL TOPICS／STUDENTʼS VOICE
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