ドクターズマガジン2025年5月号

今月のドクターズマガジン読みどころと目次をご紹介します。

今月の読みどころ

ドクターの肖像

道免 和久
(兵庫医科大学 医学部 リハビリテーション医学講座 主任教授)

「パーキンソン病になっちゃったんですよ」
取材冒頭での告白に、取材班一同は息を吞みました。
病気の影響で声が出にくく、体も動かしづらくなっているとのことでした。
奇しくも道免氏の専門はリハビリテーション。
上肢麻痺を治す「CI療法」を日本に広めた第一人者です。
「リハ科で医師は何するの?」「麻痺の治療は不可能」と言われた時代に米国で学び、日本のリハビリテーション医療の発展に貢献しました。
手を動かすことを諦めた患者に喜びを与える医師は今、自らの病とも向き合いながら自分にしかできない役割を果たすため挑み続けています。

Doctor's Opinion

一般社団法人 高知医療再生機構 理事長 倉本 秋

「国民皆保険という優れた制度」の維持と「高騰する医療資源」を両立するには負担をどう配分すべきか。
国は、医療現場に迫る危機の真実を公開し、国民に決断を促す必要がある、といったご意見を執筆いただきました。

連載コラム 押し売り書店“仲野堂”

ニューヨークの検視局で死体の調査官を務めた女性の著書をはじめ、「死体」にまつわる3冊のご紹介。
読後感が良いので安心してお読みください。

Challenger ―挑戦者―

東京女子医科大学 医学部 麻酔科学分野 教授・基幹分野長 長坂 安子
麻酔科医は、麻酔で患者を眠らせるだけではなく、術中の全身管理はもちろん、院内急変者の第一対応を担うなど、影の命の守り人です。
幼子2人を抱えたシングルマザーとして、麻酔の名門ハーバード大学へ留学。
世界的権威に学びながら、多くの瀕死患者を診ました。
帰国の理由は日本の麻酔科医療をより良くするため。
力強くも穏やかで、麻酔科医という職を愛してやまない長坂氏の歩みを伺いました。

Dr.徳田のクリニカルパールズ

1年前からの両手の震えと声がれがある71歳女性。
その原因は――?

FORTE ―日本列島病院探訪―

医療法人財団 今井会 足立病院
京都で120年、産婦人科の“あだちさん”として地域に親しまれる同院には家族4世代が通います。
分娩数は京都1位、全国では14位。
理事長による先を読む改革で、産後の母への手厚い子育て支援と、「女性医療専門病院」としての総合力を兼ね備えた先進的な施設に進化してきました。

目次

ドクターの肖像

兵庫医科大学 医学部 リハビリテーション医学講座 主任教授
道免 和久

諦めかけていた麻痺患者に“喜び”を
生きていくためのリハビリテーション

Doctor's Opinion

諮詢なき建白書
〜危機を正しく伝え、明日の議論を〜
一般社団法人 高知医療再生機構 理事長
倉本 秋

連載コラム

押し売り書店“仲野堂” #40
大阪大学 名誉教授
仲野 徹

Challenger ―挑戦者―

東京女子医科大学 医学部 麻酔科学分野 教授・基幹分野長
長坂 安子

Dr.徳田のクリニカルパールズ

両手の震えと嗄声の原因は?

FORTE ―日本列島病院探訪―

医療法人財団 今井会 足立病院

臨床研修指定病院紹介

医療法人秀和会 秀和総合病院
日本赤十字社 福井赤十字病院

専門研修紹介

地方独立行政法人 神戸市民病院機構 神戸市立医療センター中央市民病院
株式会社麻生 飯塚病院

医療過誤判例集

禁忌薬剤の投与および医師法・医療法上の義務等

医局紹介

鳥取大学医学部統合内科医学講座 画像診断治療学分野(放射線科)
日本医科大学千葉北総病院 救命救急センター/ショック・外傷センター

MEDICAL TOPICS/STUDENTʼS VOICE
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