ドクターズマガジン2022年8月号

ドクターの肖像

谷川 緑野
（社会医療法人 禎心会 札幌禎心会病院 院長代行／脳卒中センター センター長、東京医科大学 脳神経外科 臨床教授）

脳手術の多くが血管内治療になりつつある中、開頭手術でしか治せない超高難度の手術を手掛ける世界的脳外科医です。
高校時代、過酷を極める応援団長を務めたことで生きざまが変わりました。
「外科医は精神論」と言い切り、自分が行う手術には「心」が大事だと力説します。
谷川氏から学びたい医師は、網走という秘境の地にも大勢やってきます。
ラストサムライと呼ばれる理由は何か。
硬派の人物像から時折見せる笑顔がステキな医師でした。

Doctor's Opinion

国立大学法人 東京医科歯科大学 副学長／学術顧問／高等研究院 特別栄誉教授　渡辺 守
渡辺先生のご専門は、指定難病である「潰瘍性大腸炎」。
この新薬の効果が高く、世界の医薬品売れ高で1位。
今まで製薬業界では、患者が多い疾患を優先して薬の開発を進めてきましたが、その考えを改めるきっかけを作った1つの薬のお話です。

連載コラム　押し売り書店“仲野堂”

「医学はまだ進歩する必要はあるのか？」と、問いかけてくる3冊です。
十分長生きできるようになった今、「老化は病気ではない」と知ることも大切。
未来の医療はどうあるべきか？ぜひ若手医師に読んでほしい本です。

SPOTLIGHT　特別企画：これからの新しい医師の働き方 ——“経営企画医師”とは

平成医療福祉グループ
回復期・慢性期を専門とする同グループでは、臨床のみならず経営企画も行う「経営企画医師」という働き方を取り入れ、質が高く新しい医療を提供しています。
臨床現場を知るからこそ見える課題を、病院開設、研究体制の整備、働き方改革のアドバイスなど幅広い手段をもって解決しています。

Dr.徳田のクリニカルパールズ

夏祭りに出かけた一行。
徳田先生には何やら目的があるようです！花火鑑賞をしていると、倒れた女性が……！
丸尾君はすかさず血糖測定器を出し、診察（用意がよすぎる！）。
女性が倒れた理由とは？

Challenger ―挑戦者―

医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 呼吸器内科 部長 兼 内科チェアマン　中島 啓
スター医師が揃う亀田病院で5年連続ベストティーチャーに選ばれる中島氏。
臨床・研究の両方に重きをおく熱心な指導で毎年20人を超える研修医が氏の下に集まります。
休学や大スランプを乗り越え、現在の活躍に至るまでを追いました。

MEDICAL TOPICS／Student's Voice
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