【医師転職】職務経歴書の書き方ガイド/見本付き

更新日:2022/10/26 公開日:2022/10/05

医師の転職活動において、一部の医療機関や企業の募集では職務経歴書の提出を求められることがあります。
そこで強みをアピールするコツや、好印象を持たれる書き方を解説します。

職務経歴書の基本ルールと見本

職務経歴書は、具体的なスキルや実績を詳しく説明し、これまでどのような医療機関や施設で、どのような仕事に就き、どのような能力を発揮してきたかを応募先にアピールするための書類です。

医師転職向けの職務経歴書の見本

医師転職向けの職務経歴書サンプル

①タイトル、日付

  • 最上部の中央部に「職務経歴書」と記入する。
  • 日付は職務経歴書を書いた日ではなく、「応募先に提出する日」を記入する。郵送なら郵送日、持参なら訪問する日。
  • 年号表記は西暦・和暦のどちらかに統一する。

②職務要約

  • 職務経歴の要点を簡潔に記入。応募先が求める人物像に合致した経歴、スキル、実績を中心にまとめる。
  • 職務を要約するものなので、志望動機や自己PRの記載ではないことに注意。
  • 文字数は200~300字程度を目安にまとめる。

③職務経歴

  • 時系列に箇条書きで、医療機関名、担当科目、職務内容、職位、在籍期間などを正確に記載する。
  • 留学など、外国での経歴を記載する際は国名を記載。名称・学位はアルファベットとカタカナを併記する。

④免許・資格

  • 正式名称で、取得年月順に箇条書きで記載する。
  • 医師免許取得には必ず医籍番号を付記。認定医・専門医・指導医などの取得情報も記入する。

⑤経験した症例数、可能手技など

  • 応募先の条件や求める人物像に最適なスキルや実績を優先的に、症例数、手技、術式、手術件数、担当患者数などを記入する。

ここがポイント

  • 症例数、手術数、担当患者数など数値化できるものは明記する。
  • 内科系なら、週○コマ、患者数○人担当など。

⑥所属学会

  • 略すことなく正式名称で記載する。
  • 所属学会で役職がある場合は役職名も記載する。

⑦研究内容、論文

  • 研究内容、論文名、発表年などを箇条書きで記載する。
  • 研究名や研究概要を枠内に書ききれない場合は別紙参照とする。

⑧アピールポイント

  • 応募先が求めている医師像に最適なスキルや実績を中心にアピールする。
  • マネジメント経験、仕事に対する姿勢やモットー、志望動機や入職後の目標なども記載し、スキル以外のアピールも。
  • 文字数は300字程度を目安にまとめる。

第三者の添削で、より良い職務経歴書へ

自分で作成した文章を自分自身で校正することは、思い込みによって客観的に見ることが難しく、ミスに気づきにくいという特性があります。

誤記や文章のより良い言い回し、アピールポイントと応募先が求める医師像のズレがないかどうかをしっかり確認するため、第三者による添削をおすすめします。
客観的に判断してもらうことで記入ミスをなくし、訴求ポイントをしっかり押さえた職務経歴書に仕上げられます。

第三者の添削には、転職エージェントを活用するのもよいでしょう。
転職エージェントはさまざまな医師の転職事例を熟知していますので、応募先に合わせたアピールポイントの書き方や、経歴のまとめ方をアドバイスしてくれます。

民間医局では求人のご紹介はもちろん、履歴書・職務経歴書の作成も専任エージェントがサポートします。将来的な転職を見据えての情報収集だけでも無料でご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。

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