年収アップを目指す3つの方法
年収アップを狙う働き方には、大きく分けて3つの方法があります。
- 医師不足の地域・医療機関に転職する
- 民間病院に転職する
- アルバイトをする
1. 医師不足の地域・医療機関に転職する
へき地や離島だけではなく、都市部でも中心部を離れると、慢性的な医師不足に陥っているエリアは少なくありません。
医師少数地域や医師不足にある医療機関は常に「医師の需要が高く、供給が足りない」状況です。そのため年収水準も高めに設定される傾向にあります。
年収アップだけではなく、そうした必要とされている場所で働くことは、医師としてのやりがいも大きいはずです。
2. 民間病院に転職する
大学病院や国公立病院に勤務されている医師が年収アップを狙う一番の近道は、民間病院に転職することです。
大学病院や国公立病院の多くが非採算領域での診療を行っているため、経営で苦労している医療機関が少なくありません。従って給与水準の引き上げは難しい状況にあります。※
※参考:厚生労働省「第23回医療経済実態調査(医療機関等調査)」
一方、民間病院は利益を上げることも重要であるため黒字傾向の病院が多く、医師一人が受け持つ患者数が多くなるなど仕事量は増えますが、それが年収の高さとして反映されています。
3. アルバイトをする
すでに年収相場の高い勤務先で働いており、さらに年収アップを狙いたい医師は、アルバイトをする方法があります。
大学病院の医師のほとんどは、アルバイトによって収入の不足分を補っています。特に大都市ではアルバイト求人が豊富で、希望に合うアルバイトは比較的見つけやすいでしょう。
常勤先と異なる医療も経験できるため、スキルアップという面でもアルバイトは有効です。
ただし、以下のように身分や勤務先によってはアルバイトが禁止されているケースもあります。
- 初期臨床研修医である
- 公務員である
- 就業規則でアルバイトが禁止されている
- 医局斡旋以外のアルバイトは禁止されている
アルバイトをする際は、規則に反していないか必ず確認しておきましょう。