地域に根ざした医療に奮闘する医師たち【ドクターズマガジンより】

Vol.3 ドクターズマガジン2024年5月号掲載

高齢化による医療需要の増加、多疾患併存への対応、医師不足・医師偏在の解消など、この国の抱える医療課題は切迫している。これらを打開するための第一歩は、各地域で安定的に医療を提供できるしくみをつくることだ。

本特集では、地域に根ざした医療に奮闘する医師三人を取材。「何でも診られる医師」として地域医療を担いつつ、後進の育成にも力を入れている若きリーダーたちを取材して見えてきたのは、先例のない取り組みにチャレンジする勇気、どこまでも患者と患者家族に寄り添う覚悟、そして医療の限界を知るからこそ学び続ける真摯な姿勢だった。

Vol.2 ドクターズマガジン2022年7月号掲載

ここ数年、地域医療に対するイメージは大きく変わってきている。特に若い医師にとっては、新たなチャレンジができる場として期待が寄せられている。

訪問診療医がほとんどいなかった地元に戻り、在宅医療を手掛けるクリニックを開設した草野 超夫（たつお）氏。家族と共に沖縄の離島に移住し、地域に溶け込みながら島民の健康を支える有路（ありじ）春香氏。急性期医療を担う基幹病院とへき地の診療所を行き来しながら、地域全体に目を向ける天野 雅之氏。それぞれの場所で活躍する30代の3人に地域医療の魅力や、その可能性について語ってもらった。

Vol.1 ドクターズマガジン2018年10月号掲載

今、地域で求められる総合医療とは何か。地域に根ざした家庭医の在り方とはーー。

特定の疾患だけでなく全人的医療を提供する家庭医が、実際の医療現場で地域にどのように貢献しているのか。地域医療に従事する30代医師3人に取材した。

離島で、内視鏡治療という自身の専門性を活かして島の医療体制を大きく変えた森 源喜氏。山間部で棚田再生の地域活動に参加しながら診療所を開設した玉井 友里子氏。都市部での家庭医の姿を探りながら、住民の生活環境に目を向ける佐藤 健太氏。それぞれの場所で力を尽くす医師たちの奮闘を追うと、地域医療の抱える課題が見えてきた。