外科医として手技向上は必須。退局してもスキルアップでき、オペ漬けの充実した日々を送っています。
Q.転職を考えた理由を教えてください。
45歳までに、なんでもこなせる外科医になりたいと思っていました。
しかし残念ながら、所属する大学医局ではオペをメインでやらせてもらえる機会が少なく、治療方針についても私の考えがあまり通りません。
また、医局の関連施設には地域の基幹病院クラスがなく、このままでは外科医として手技の向上に限界があると感じたのが、転職を考えるきっかけでした。
Q.民間医局に登録されたきっかけは何ですか?
インターネットで「医師 転職」と検索し、表示された数社に登録しました。その中で唯一、電話で連絡をくれたのが民間医局のエージェントでした。
その後のやりとり、メールの返信も早かったですよ。エージェントさんのやる気を感じました。
Q.転職で民間医局を利用してみて、いかがでしたか。
医局人事以外の転職活動ははじめての経験で、何もかも新鮮でした。
現在の病院に決めるまで3施設に話を伺いましたが、さまざまな病院の状況がわかって面白かったです。
面接にはエージェントも同行してくれました。面接の前後には担当のエージェントと意見のすり合わせができたので不安を感じることもなく、むしろ希望を持って転職活動ができましたね。
エージェントは時に客観的な立場で、時に私と同じ立ち位置で意見をくれたのでとても助かりました。
印象的だったのは、現在の勤務先の部長先生との面接後に、私とエージェントの意見が一致したことです。「部長先生はとても厳しそうですが、しっかりとした方針をお持ちでとても良いですね」と(笑)
Q.現在の職場はいかがでしょうか。
期待通りの職場でした。ソフト・ハードとも充実した総合病院で、多様な経験を積む機会があります。技量をさらに高めるため、多少背伸びが必要なことにも挑戦できるというわけです。
部長先生は面接後の印象のとおり厳しいですが、心から尊敬できる方です。
日々、手術の連続ですが、スタッフの協力も得ながら、エキサイティングで充実した毎日が送れています。
また、医局員時代に比べて当直も少なく、勤務時間に多少余裕ができました。家族のために時間を割けるようになり、おかげさまで、ここ数年は毎年休みをいただいて家族旅行に行っています。
大学院を修了して臨床に戻ったころは本当に忙しくて。ちょうど下の子が生まれたばかりだったのですが、その子が1歳になるまでの記憶がほとんどないのです。そのころと今では、雲泥の差ですね。
Q.民間医局を利用して良かったと思う点を教えてください。
最初にお会いした時から、じっくりと話を聴いてもらえたことが何より良かったです。
当初、エージェントは求人紹介をするだけと思っていました。しかし、エージェントとの面談の場では自分の経歴だけでなく、家族のこと、現在の不満や将来の夢や希望などすべてを話すことができました。
単に求人を紹介するだけにとどまらず、一緒に悩み考える、パートナー的立場で病院選びをしてくれる姿勢が嬉しかったです。
そしてアフターフォローが手厚い。転職してだいぶ経つというのに、今でも連絡をくれるのでありがたいです。
Q.将来の夢を聞かせてください。
45歳まではバリバリの外科医として、腕を磨き続けたいと考えています。
優れた外科手術を行う「職人」として一人でも多くの患者さんの病気を治療したいですし、次世代の研修医などにも、外科医のすばらしさ、やりがいをしっかり伝えていきたいです。