福岡県の医師転職市場や年収相場は？

目次

福岡県の医師転職市場の動向

福岡県の医師の平均年収

厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、福岡県の医師平均年収は、1,303.3万円（平均年齢45.0歳、勤続年数5.9年）です。全国の医師平均年収1,440.3万円を下回っています。

福岡県の医師平均年収を男女別にみると、男性1,394.5万円（平均年齢48.0歳、勤続年数6.8年）、女性930.5万円（32.4歳、2.3年）です。全国平均の男性1,522.5万円（47.2歳、7.9年）、女性1,188.3万円（40.6歳、5.0年）を下回る結果です。
注意したいのは、調査対象である女性医師の平均年齢が全国平均よりも若く、勤続年数も短いことです。

年収相場は地域差もあります。医学部のある福岡市、久留米市、北九州市は医師が集まりやすく、相場はおさえられる傾向です。反対に医学部から遠い地域ほど、年収相場は高くなります。

一般的に勤務医では、「1,800万円」が高額年収と呼ばれるボーダーラインです。
民間医局で福岡県の常勤求人を検索してみると、約400件のうち、「1,800万円以上」は157件、「2,000万円以上」は45件ありました（2021年12月8日時点）。

医師の皆さまの転職活動をサポートする民間医局では、待遇・勤務内容ともにご満足いただくことを目指し、エージェントが先生のご希望に沿って医療機関と交渉します。
転職をお考えでしたら、お気軽にご相談ください。

生活環境の魅力

福岡県は九州北部に位置し、古くからアジアの玄関口として陸・海・空の交通の要を担っています。
2021年10月時点の推計人口は約510万人で全国9位。1年を通して温暖で、都会でありながら四季折々の自然や季節ごとのレジャーを楽しめます。

福岡県は食の宝庫としても有名です。玄界灘、響灘、周防灘、有明海に囲まれているため、新鮮な海の幸を味わうことができます。ラーメン、もつ鍋、明太子などご当地グルメもたくさんあります。

住みやすい街

九州北部の政治・経済の中心で、天神や大濠公園のある福岡市中央区は、「街の住みここちランキング2021自治体ランキング＜福岡県版＞」で3年連続1位になっています。
同ランキング2位の福岡市城南区は市のほぼ中央に位置し、福岡大学もある文教地区です。自然に恵まれたベッドタウンで、天神などへのアクセスも良好です。

博多湾に面する福岡アイランドシティも、高層マンションが建ち並ぶ人気エリアです。都市高速道路の延伸、大型複合施設の開業、小学校の新設が続き、住みやすい街としてますます注目を集めています。

交通アクセス

陸・海・空の交通の結節点である福岡県。空路は福岡空港と北九州空港の2つあります。福岡空港は博多駅から地下鉄で5分という近距離で、空港へのアクセスの良さは全国でも随一です。
都市部はJR、地下鉄、バスなど公共交通機関が充実し、通勤・通学に便利です。

観光、レジャー

ビジネスと経済の中心地・博多は、大型商業施設や地下街に多数の店舗が立ち並び、ショッピングやグルメを楽しめます。
少し足を伸ばせば、太宰府天満宮や門司港レトロ、糸島など歴史や自然を満喫できます。

子どもの教育体制、医学部への進学状況

2021年4月時点の福岡県の待機児童数は625人（待機児童率0.5％）ですが、前年同月の1,189人から大きく減少しました。託児所整備や定員増加が進められています。

近年、通学区域（学区）を撤廃する自治体も増えているなか、福岡県立高校は2021年時点で13学区が設けられています。県立高校のトップ3である修猷館、福岡、筑紫丘高校は「御三家」と呼ばれ、国立大学や医学部への合格実績を競い合っています。
私立で名門校として名高いのは、久留米市にある久留米大学附設高校です。中高一貫教育で、毎年多くの医学部合格者を輩出しています。