Q.転職を考えだしたきっかけは何ですか?
年齢的にオペも厳しくなってきたことが、次のキャリアを考えたきっかけです。
これまで医局だけの世界にいて、専門である呼吸器外科にだけ取り組んできました。
もちろん、医局に残って後進の育成や研究に力を入れる選択肢もありましたが、これまでの経験を活かして新しい業務にチャレンジできる環境で働きたいと思い、転職活動に踏み切りました。
Q.転職活動で不安になった点はありましたか?
医局人事のみでキャリアを歩んできましたので、転職ははじめて、紹介会社利用もはじめて、面接もはじめてと、全てがはじめて尽くしでした。
ただ、エージェントさんとの最初の面談で、医療機関での面接に同席してもらえることや入職後にもエージェントさんからこまめな状況伺いがあると聞き、安心しました。
Q.新たな業務として特にどの分野に興味をもったか、教えてください。
もともと癌を治療してきたので、急性期後~終末期医療にも興味を持っていました。
全身管理能力を活かせる点でこれまでの勤務の延長線上とも言えるので、療養や緩和ケア、訪問診療に広く挑戦したいなと。
今思うと自然に回復期リハビリテーション病院での勤務も選択肢の1つとしていたとのかもしれません。
Q.転職先を選んだポイントは何でしたか?
転職当時は呼吸器領域の診療にしか自信がありませんでしたので、不足している部分をフォローしてもらえる環境であること、呼吸器以外のほかの領域でさまざまな専門科目の常勤の先生がいらっしゃることを重視しました。
いくつかの選考のなかで、療養をメインとしている病院での面接も受けたのですが、エージェントさんとも相談し、自分がやりたいのは業務量を落とし過ぎずにさまざまな形で患者さんに医療を提供することだと感じ、最終的に訪問診療を行っている回復期リハビリテーション病院への転職を決めました。
Q.民間医局を利用して良かったことはありましたでしょうか。
まず、最初のエージェントさんとの面談でたくさんの求人を見せてもらえ、転職市場がどのようなものかを知ることができたのが良かったです。
そこで自分が何をやりたいか整理もできました。
求人それぞれの特徴も漏れなく教えてもらえたのですが、特に気になった求人はエージェントさんが質問を持ち帰り、実際に各募集先に確認してくれました。
だいたい1~2日に1通、進捗状況のメールをくださり、自分の希望がかなわない募集でも、どんな理由でダメだったのかが記載してあって納得感がありました。
とにかく丁寧で誠実な対応をしてくれたので嬉しかったですね。
Q.新しい環境はいかがでしょうか。
呼吸器外科から内科への転科、訪問診療もはじめてでしたので、正直最初は戸惑うことも多かったです。
ただ、入職する決め手にもなったように、各科の専門の常勤の先生も多くいらっしゃいましたので、さまざまご助言をいただけました。
逆に私自身の呼吸器外科での経験もほかの先生方にお伝えできているので、気持ちよく勤務ができており、今後も長く働きたいなと考えています。