滋賀県の医師転職市場や年収相場は？

目次

滋賀県の医師転職市場の動向

求める人物像としては、決してスキル重視ではなく、「頑張りたい気持ちが強い」「やる気のある」先生が好まれる印象を受けます。
採用側の医療機関も、先生のご希望やお悩みにできる限り応えたいと思っているところが多いです。もちろんすべてがかなうわけではありませんが、たとえば「年収アップ」や「時間を融通してほしい」などのご希望があれば、お伝えください。希望する理由や背景を丁寧に説明することで採用側の理解も得られやすいですし、調整しやすくなります。

滋賀県の医師の平均年収

厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、滋賀県の医師平均年収は、1,623.0万円（平均年齢45.7歳、勤続年数6.1年）でした。

男女別に滋賀県の医師平均年収をみると、男性1,781.1万円（平均年齢48.4歳、勤続年6.8年）、女性711.0万円（平均年齢30.4歳、勤続年数1.9年）と差があります。調査対象となった女性医師の平均年齢が低く、勤続年数も浅いため平均年収が少なく算出された可能性に留意しましょう。
男女計でみると、滋賀県の医師平均年収は全国平均1,440.3万円（平均年齢45.5歳、勤続年数7.1年）よりも高い水準です。

民間医局の調査では、実際に滋賀県で勤務する医師の平均年収は厚生労働省の統計データよりも低い傾向です。
過去に民間医局を通して滋賀県の医療機関に転職した医師の平均年収は、1,418万円でした。（民間医局会員の2020年常勤成約実績から集計）

転職される先生の年代や勤務内容によって給与は大きく変動します。目安として、京都府の医療機関よりは年収相場が高く、大阪府の医療機関よりは低い傾向とお考えいただくと良いでしょう。

また同じ県内でも、エリアによって給与水準に差があります。滋賀県に限った話ではありませんが、郊外やへき地のほうが待遇が厚く、都市部は給与水準が控えめな印象です。

医師の皆さまの転職活動をサポートする民間医局では、待遇・勤務内容ともにご満足いただくことを目指し、エージェントが先生のご希望に沿って医療機関と交渉します。転職をお考えでしたら、お気軽にご相談ください。

生活環境の魅力

滋賀県の推計人口は、2019年時点で約141万人です。全国規模でみると、決して人口の多い都道府県ではありませんが、人口増加率は1.1％と増加傾向にあります。
琵琶湖や彦根城など、豊かな自然と歴史ある建築物が滋賀県の魅力です。

大阪や京都、中京圏へのアクセスの良さも、滋賀県の特徴の一つです。
大津駅から京都駅までは電車でわずか10分、大阪駅までも約40分という至近距離。通勤がしやすく、公私ともに充実した生活を送れるでしょう。

住みやすい街

滋賀県は中央に琵琶湖があり、その周囲に主要都市があります。特に、京都や大阪方面へ通勤や出張するなら、大津市や草津市がおすすめです。買い物にも便利ですし、ファミリー層に人気があります。駅前は再開発が進み、新しいマンションも増えています。

また、JR琵琶湖線沿線なら、新幹線停車駅の米原駅にもアクセス良好です。

交通アクセス

大津市や草津市などの湖南エリアは、バスの公共交通機関が発達しており、必ずしも車は必要ありません。
ただし、都市部から少し離れると交通の便が悪くなるため、自然の多いエリアに住む場合は車での移動がおすすめです。

湖北や湖西エリアは、バスや電車での移動が不便な地域のため、車が必要になるでしょう。

観光エリア

滋賀県には琵琶湖や彦根城、黒壁スクエアなどの観光スポットが多くあります。
特に琵琶湖は、水上スポーツ・アトラクションやバーベキューなど、家族・友人で楽しめる観光スポットです。
琵琶湖には海のように波があるため、ウェイクサーフィンがさかんなのをご存知でしょうか。琵琶湖周辺に別荘をかまえて、水上スポーツを楽しまれる方もいらっしゃいます。

子どもの教育体制、医学部への進学状況

滋賀県の待機児童数は、2021年４月1日時点で184人です。前年同月は495人の待機児童を抱えていましたが、大幅に改善されています。
厚生労働省では、「新子育て安心プラン」を打ち出しており、2024年度末までに約14万人分の保育の受け皿をつくるとしています。そのため、滋賀県の待機児童問題も、今後改善が見込まれるでしょう。

滋賀県は全県1学区制で、公立の進学校の多さが特徴です。中でも膳所高校は県内トップの進学実績を誇ります。彦根東高校や石山高校、東大津高校からは、医学部への合格者を多数輩出しています。
私立では立命館守山高校が有名です。
大津エリアは京都へのアクセスも良好なため、京都や大阪の高校へ通う生徒も少なくありません。