家族との時間のため、40代後半でUターン転職を決意しました。
Q.転職のきっかけを教えてください。
卒業大学の医局に所属し、そのまま首都圏の関連病院と本院を行き来しています。
妻は高校時代の同級生で、結婚・出産までは首都圏で一緒に住んでいましたが、実家の近くで子育てしたいと地元に戻り、それ以来自分はずっと単身赴任です。
これまでは自分のキャリアを優先して、家族には寂しい思いをさせてきました。そろそろ地元に戻り、腰を落ち着けて家族との時間を作っていきたいと思い、転職を考え始めました。
Q.民間医局を利用したきっかけは何ですか?
転職を考えていた時期に、消化器病学会の専門医試験や肝臓学会専門医の試験などが重なり、とにかく忙しい日々でした。
さらに地元へのUターンを希望していましたが、地元を離れて長く、地域の病院とのコネクションがまったくありません。「どんな病院があるのか」といった情報収集から始めなければいけませんでした。
そこで以前、アルバイトでお世話になった民間医局のエージェントに聞いてみたところ、希望エリアに詳しいエージェントさんがいるという話だったので、転職先探しをお願いすることにしました。
Q.遠距離での転職活動です。困ったことはありませんでしたか?
そうですね。病院について情報がまったくないため、最初は「どうやって探せばいいのか」と不安でした。
その点、民間医局の担当エージェントが私の専門である内視鏡のことなど、たくさん情報提供してくれたので助かりました。
また、住む場所も検討しながら進めていたので、生活環境や通勤事情についてもアドバイスをもらえて良かったです。
Q.民間医局を利用してみて、いかがでしたか。
40代後半にしてはじめての転職活動だったわけですが、見学や面接など、やることが多くて想像以上に大変でした。
しかし、自分では聞きづらい給与や病院の体制については、エージェントを通して確認をお願いできたので、とても助かりました。
Q.新しい職場はいかがでしょうか。
面接で施設をどのように運営していきたいかを理事長先生から伺い、その展望に共感しました。そこからトントン拍子で話が進み、無事にUターン転職を果たすことができました。
転職前に指導医の資格を取っておけば、病院にとってもメリットになるかなと思い、なんとか在局中に取得できました。
おかげで入職後、病院が認定施設になって理事長先生に感謝されたり、外科が中心だった内視鏡も、私が入ってからは内科でも積極的に行うようになったり、私自身のキャリアアップに繋がりました。
勤務先は自宅からも近く、家族との時間をしっかり取れるようになったので、子供と一緒に出かけることが増えました。とても良い転職ができたと満足しています。