高知県の医師転職市場や年収相場は?

公開日:2022/11/17

坂本龍馬の出身地で、太平洋に面した囲まれた高知県。
海と山、川といった自然豊かな地形で、アクティビティはもちろん、歴史や独自の食文化に触れられます。

この記事では、高知県での転職や移住を考えている医師のために、最新の転職市場や転職成功のポイントを解説します。

目次

高知県の医師転職市場の動向

厚生労働省の「平成30年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、高知県の医療施設に従事する医師数は2,237人です。全国順位は43位で、医師数自体は多くありません。

一方、人口10万人に対する医師数は316.9人で、全国平均の246.7人を大きく上回る結果となりました(全国3位)。

ただし、医師偏在は問題です。4つの二次医療圏のうち、高知市を含む中央医療圏を除く3つの医療圏では、10万人あたりの医師数が全国平均を下回っています。

高知県の医学部は、高知大学にあります。高知駅からバスで約30分、タクシーなら約20分でアクセス可能です。高知龍馬空港からは、タクシーで約20分です。

高知県の医師の平均年収

医師の平均年収グラフ(四国地方)

厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、高知県の医師平均年収は1,260.4万円(平均年齢46.1歳、勤続年数7.0年)です。全国の医師平均年収1,440.3万円(平均年齢 45.5歳、勤続年数7.1年)を大きく下回っています。

男女別にみると、男性医師の平均年収は1,302.9万円(平均年齢48.6歳、勤続年数7.9年)、女性医師の平均年収は1,144.2万円(平均年齢39.3歳、勤続年数4.5年)です。

高知県の医師求人の年収相場が一律で低いというわけではありません。医療機関や勤務内容、経験によっても幅があります。民間医局で公開されている高知県の常勤求人のうち、「年収1,800万円以上」の求人は69件ありました(2022年11月11日時点)。

本記事内の図表は、厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」をもとに作成しています。平均年収は、「きまって支給する現金給与額(時間外、職務手当など各種手当を含む)×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」で算出した金額です。講演料や執筆料などの収入は含まれておりません。
調査対象のサンプル数や年齢、勤務内容等は都道府県によっても異なります。参考までにご覧ください。

高知県
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高知県の医療状況

医療機関

厚生労働省が発表した「令和元年医療施設調査」では、高知県にある病院数は124施設で全国順位は27位です。人口10万人あたりの病院数は17.8施設で、全国平均の6.6施設を大きく上回り全国1位でした。

一方、高知県の診療所数は549施設です。人口10万人に対する診療所数は78.7施設で、全国平均の81.3施設を少し下回っています。

二次医療圏域ごとの病院数と診療所数

医療圏 病院数 診療所数
安芸 6 37
中央 93 413
高幡 8 41
幡多 17 58

出典:厚生労働省「令和元年医療施設調査」

自治体の医師確保の取り組み

高知県の医師数や病院数は全国平均を上回っているものの、地域による医師偏在は顕著です。中央医療圏は医師多数区域に、高幡医療圏と幡多医療圏は医師少数区域に設定されています。

そのため高知県では、医師多数区域から医師少数区域へ医師派遣を行って、県内医療サービスの均一化を図っています。

生活環境の魅力

高知県といえば、日本三大清流に数えられる四万十川や、土佐湾を見渡せる足摺岬でしょう。自然豊かで、カツオをはじめとする海の幸が美味しいことも、魅力の一つです。

気候は四国山地の影響で北西の季節風が吹き、冬は積雪も見られます。しかし太平洋に面する地域は、山地で風が遮られることと黒潮の影響から、温暖な気候となっています。

住みやすい街

高知県で住みやすい街といえば、県庁所在地の高知市です。豊かな自然環境に恵まれる一方、都市として文化や教育、医療が充実しています。

また、高知市に隣接する南国市も高知龍馬空港があるため、県外へのアクセス重視の方におすすめです。

高知市内への通勤に便利な街である吾川郡いの町は、移住を応援するサイト「ハッピーいの町ターン」を運営しています。

交通アクセス

高知県内は東西にJRと路面電車、南北に土佐くろしお鉄道が走っています。高知市内はバス路線も発達していますが、日々の生活には自動車があったほうが便利でしょう。

観光エリア

高知県の観光なら、国の重要文化財に指定されている高知城や白砂青松の名勝である桂浜がおすすめです。高知市内でアクセスもよく、親子で楽しめます。

また高知市から少し足を伸ばして、コバルトブルーが美しい仁淀川や川遊びが楽しめる四万十川もおすすめの観光スポットです。

子どもの教育体制、医学部への進学状況

厚生労働省が発表する「保育所等関連状況取りまとめのポイント」によると、令和3年4月1日時点の待機児童数は12人で、前年同月の28人を下回りました。また高知県内にある子育て支援センターは全部で48施設あり、子育て相談や親子の交流、親子で参加できるイベントの開催も行っています。

高知県で有名な進学校は土佐高校と土佐塾高校で、どちらも高知市内にある私立高校です。

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高知県での転職についてよくある質問

高知県の医師の平均年収は?

厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、高知県の医師平均年収は1,260.4万円(平均年齢46.1歳、勤続年数7.0年)です。
平均年収は調査対象のサンプル数や年齢、勤務内容等は都道府県によっても異なります。参考までにご覧ください。

転職エージェントを利用するメリットは?

情報収集や非公開求人のご紹介はもちろん、条件交渉や内定後の辞退の連絡など、エージェントが医療機関との間に入って調整いたします。
また、民間医局のエージェントは面接時に同行しますのでご安心ください。

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■参考サイト

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