岐阜県の医師転職市場や年収相場は？

目次

岐阜県の医師転職市場の動向

厚生労働省の「平成30年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、岐阜県の医療施設に従事している医師数は4,295人で全国22位です。人口10万人あたりの医師数は215.1人で、全国平均の246.7人を下回っています。

「岐阜県における医師の現状」によると、県内の医療施設従事医師数は一貫して増加傾向にありますが、岐阜市を含む岐阜医療圏を除くと、多くの診療科で全国平均を下回っており、地域偏在は否めません。

岐阜県の医師の平均年収

厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、岐阜県の医師平均年収は1,787.4万円（平均年齢44.5歳、勤続年数7.3年）で、全国の平均年収1,440.3万円を大きく超えています。

男女別に平均年収をみると、男性医師は1,830.6万円（平均年齢45.4歳、勤続年数7.7年）、女性医師は1,208.0万円（平均年齢32.0歳、勤続年数1.0年）でした。どちらも全国の男性医師平均年収1,522.5万円（平均年齢47.2歳、勤続年数7.9年）、女性医師平均年収1,188.3万円（平均年齢40.6歳、勤続年数5.0年）を上回っています。

民間医局で岐阜県の常勤求人を検索すると、200件強あります。そのうち医師の高額年収といわれる「年収1,800万円以上」の求人は128件ヒットしました（2022年8月29日時点）。

岐阜県は近隣県と比べると給与相場が高めであると言えます。岐阜県で転職をお考えでしたら、民間医局にご相談ください。県内の医療機関、転職市場を熟知したエージェントが、待遇や勤務内容のご希望に沿った求人をご紹介します。

生活環境の魅力

岐阜県は本州中央部、中部地方西部の内陸に位置しています。北部の飛騨高地を中心とした山間地と、海抜の低い南部の濃尾平野という対照的な2地域からなります。

県南には木曽三川である木曽川や長良川、揖斐川が流れ、湧水にも恵まれています。清流の恵みである、新鮮な鮎やうなぎをはじめとした川魚料理の数々は、地元の方のみならず観光客からも好評を得ています。

住みやすい街

岐阜県で住みやすさで人気の街は、岐阜市と大垣市です。愛知県名古屋市への通勤も充分可能で、ベッドタウンとして人気があります。

岐阜市は移住定住者の支援も行っています。まちなか居住支援事業では、条件を満たした住宅を建設または取得するために金融機関と住宅ローンを契約した人に対し、建設費または購入費の一部を助成しています。

大垣市では子育て支援として「ママフレ」と呼ばれるWebサイトを運営しています。保育施設への送迎や保育時間前後の預かりなどを支援するファミリー・サポート・センターといったサービスも用意されており、子育て世代も安心です。

交通アクセス

岐阜県内や名古屋への移動は鉄道や自動車が便利です。鉄道なら岐阜駅から名古屋駅までJR東海道本線で約20分、大垣駅からは約30分でアクセスできます。

リニア中央新幹線が開通すれば、東京からリニア岐阜県駅（仮称）まで約34分と、より便利になります。

観光エリア

岐阜県の観光エリアは、白川郷や飛騨高山、江戸時代に京と江戸を結ぶ中山道の宿場町として栄えた馬籠宿（まごめじゅく）といった、歴史の風情が残る街並みがおすすめです。

岐阜市内なら、戦国時代に斎藤道三の居城でもあった岐阜城が人気です。金華山の山頂にあり、天守閣からは絶景を楽しめます。

子どもの教育体制、医学部への進学状況

厚生労働省「保育所等関連状況取りまとめのポイント」によると、令和3年4月1日時点の待機児童数は0人でした。前年度も0人ですので、岐阜県は他県に比べれば保育施設の空きが見つかりやすい状況と言えます。

岐阜県は学区がなく、どの高校も県内全域から出願できます。県内屈指の進学校は、岐阜高校や大垣北高校、多治見北高校です。名古屋市内の高校も通学圏内のため、私立で医学部合格実績のある東海高校や名古屋高校への進学も選択肢の一つです。