専攻医の転職、内視鏡専門医を目指せる環境へ
消化器内科医の転職体験談

更新日:2022/09/06 公開日:2022/08/26

エージェントと話すことで自分の気持ちが整理され、ベストな選択ができました。

消化器内科、20代後半男性

N・S先生

Before

年収 900万円
施設形態 総合病院
勤務日数 週5.5日、当直・オンコールあり
勤務地 兵庫県

雑務や救急に駆り出されることが多く、激務

初期研修と同じ病院で消化器内科医を目指すものの、あまりの激務に疲弊する日々。内科専門医取得の目途がついたため、転職を決意しました。

After

年収 1,000万円
施設形態 総合病院
勤務日数 週5日、当直は週1回
勤務地 大阪府

希望どおり、消化器内視鏡学会指導施設へ転職

エリアを広げて資格取得可能な施設を調べてもらい、ワークライフバランスの取れる勤務先が見つかりました。土日休みで、メリハリのある働き方ができています。

Q.転職理由を教えてください。

転職理由は、「内視鏡をしっかり学べる環境に移りたい」「プライベートの時間を確保したい」の2つです。

医局には属さず、初期研修と同じ施設で専攻医になりました。消化器内科が専門で、まずは内科専門医取得を目指していました。

当時の勤務先は週の大半は当直かオンコールで、激務でしたね。人間関係や職場の雰囲気は悪くなかったのですが、雑務や内科の救急対応が多く、本来やりたいことができない環境が辛かったです。徐々に「内視鏡をしっかり学びたい」という気持ちが大きくなっていきました。

ちょうどそのころ、結婚が決まりました。妻も医師で、二人とも実家が遠方です。将来、子供ができても実家を頼れないことがわかっていたので、今のうちにお互いの働き方を考えようと話していました。

そして卒後5年目になり、内科専門医の取得の目途がついたので、転職活動を始めることにしました。

Q.転職にあたり、重視した条件は何ですか?

第一条件は、内視鏡専門医が取得できる施設であること。消化器内科医のキャリアを考えた時に、譲れない条件でした。
あとは、「今より忙しくない環境だったらいいな」「土日は休みたい」くらいしか考えていませんでした。

思い返すと、転職活動をはじめた当初は自分の中で希望条件があいまいでしたね。

Q.民間医局を利用したきっかけを教えてください。

医学生時代、レジナビFairに参加していました。そのときはレジナビと民間医局が同じ会社だとは知らなくて。
転職を考えはじめたころ、友人が民間医局でアルバイトを見つけたと聞いて、「そういえば自分にも民間医局からメールが来ていたな」と思い出しました。

メールから問い合わせるとすぐに電話がかかってきて、エージェントの方と打ち合わせすることになりました。ちょうどコロナ禍だったので、オンラインで打ち合わせできたのも良かったです。

Q.エージェントサービスを利用して良かった点は何ですか?

電話をもらった段階で、第一条件が「内視鏡専門医を取れる施設」であることは伝えていたので、すぐにエージェントが消化器内視鏡学会指導施設の求人をリストアップしてくれました。
さらに通勤時間や人員体制、「この病院の部長先生は●●大学から来ている」といったことまで、教えてもらいました。
自分一人では調べられない情報量だったので、ありがたかったです。

Q.はじめての転職活動でしたが、困ったことはありましたか?

いくつかある希望条件の優先順位があいまいだったことですね。
そもそも「今より落ち着いた働き方がしたい」と、「内視鏡のスキルを上げたい」という希望を両立させようというのも、簡単ではないですよね。指導施設や認定施設は、ある程度の忙しさは避けられません。
自分がどこまで良しとするのか、転職先を決めるうえで何を優先したいのかが、漠然としていました。

そのことに気付いたのは、はじめて採用面接を受けた時です。
条件はマッチしていて、先方の感触も悪くない。けれども何か引っかかったまま、面接が終わってしまいました。
もやもやした気持ちを察したのか、同行していたエージェントが医療機関を出るなり、「少しお話ししませんか?」と声をかけてくれました。

面接の感想や、求人について気になることを話すうちに、「どういう点がクリアになれば、この施設で働きたいと思えますか?」と聞かれました。
「先生にとって譲れない点は何ですか?給与や勤務日数といったことであれば、医療機関に交渉してみます」と言われて、パッと答えが出てこなかったんです。自分にとって何が大切なのか、ハッキリしていないことにようやく気が付きました。

よく考えてみると、その施設に対して感じた違和感は、救急対応の多さです。転職を考えるきっかけの一つが救急対応件数だったのに、そこを妥協しようとしていました。
妥協することが悪いわけではありませんが、そのまま転職していたら長続きしなさそうです。辞退することにしました。

そして、エージェントと一緒に希望を整理することに。
「家族との時間を確保したいから、土日は休み。それが通るなら給与は現収を維持できれば良い」といったように、一つずつ優先順位を付けていきました。

Q.希望条件が明確になることで、勤務先候補はスムーズに見つかりましたか?

そうですね。希望条件が明確になったところで、「先生の希望に合う求人は、大阪や京都にあるかもしれません。エリアを広げてみませんか」と提案されました。

最終的に大阪にある2つの医療機関に絞り込み、内定をいただきました。
どちらも病院の規模は同程度、指導体制が整っており、救急対応件数は少なめです。

  • A病院:給与は高いが、土曜勤務が必須の週5.5日勤務
  • B病院:給与はA病院ほどではないものの、土日は休める週5日勤務

どちらにするか、とても悩みました。あれだけ希望の優先順位を考えていたのに、最後の2択となると決められないものです。

なかなか決断できない自分に対し、エージェントは2病院の提示条件を整理し、この部分は私の希望と一致するが、ここは一致していない、と可視化してくれました。
おかげで比較しやすくなり、当初の希望どおり「土日は休める」B病院に決めました。

転職活動の期間は約3ヶ月でした。はじめての転職だったので不安もありましたが、無事に決まり、感謝しています。
新しい職場は指導医をはじめ先生方の雰囲気が良く、内視鏡専門医を目指して研鑽を積む日々です。

Q.転職して実現できたことを教えてください。

転職先はワークライフバランスが取れ、メリハリのついた勤務ができています。
指導医は丁寧に教えてくれますし、自分のペースで診療できる環境です。

年収はもう一つの内定先のほうが高い提示額でしたが、今の勤務先でも前職よりはアップしています。勤務時間が減ったので、時給換算すると結構上がったのではないでしょうか。
トータルで満足度は高いです。

担当エージェントからのコメント

「現職よりもゆったりとした働き方」を希望される先生は多いですが、N・S先生はそれだけでなく、「消化器内科医としてスキルアップしたい」という目標をお持ちでした。
最終的に2つの候補で悩まれましたが、先生にとって最善の選択をされたと思っています。
入職してから「やはりあちらにすれば良かった」と後悔することのないよう、それぞれに入職した場合のメリット・デメリットを可視化し、先生が選択しやすくなるよう心がけました。

※この体験談は、個人や施設が特定されないように内容を一部編集しております。

民間医局では、専任エージェントがご希望に合った転職支援、アルバイト先の紹介をいたします。
転職・アルバイト探しをご検討の方は、お気軽にご相談ください。

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