40代後半で眼科から内科へのキャリアチェンジ。不安でしたが、民間医局のおかげで希望どおりの転職先が見つかりました。
Q.転職のきっかけを教えてください。
ホスピスを志したことに、明確なきっかけはありません。総合病院での眼科医の仕事も充実していましたし、楽しかったです。
それが40代になったころから、「死」や「最期」について考える機会が増えました。いつしか「ホスピスで働きたい」という気持ちが芽生え、いよいよその思いが抑えられなくなりました。
ホスピスに勤めている友人に相談すると、「本人が『どうしてもやりたい』と思っていることは誰にも止められないよね」と理解してくれました。そしてホスピス、緩和ケアはすばらしい仕事だからぜひやるべきだと、夢を後押ししてくれたのです。
ただし、いきなりホスピスに飛び込むのは難しいから、まずは内科医としてキャリアを積むべきだとアドバイスしてくれました。
Q.民間医局に登録されたきっかけは何ですか?
実はホスピスで働きたいと思ってから、先のことは決めないまま当時の勤務先を退職してしまいました。
心配した友人が、「自分も転職で民間医局で世話になったから、登録してみたら」と勧めてくれたのがきっかけです。
Q.転職活動はどのように進みましたか?
ホスピス医になるために、新たに身に付けるべきスキルが何なのか、またそのためにどうすべきかを民間医局のエージェントさんと相談しました。
そして友人のアドバイスを踏まえて、まずは内科で経験を積もうと。転科を受け入れてくれる病院を探すことにしました。
眼科医のキャリアを捨て、内科医として再スタートを切るという状況ですから、「良い勤務先がなかなか見つからないのでは」という心配もありました。
けれどエージェントさんががんばってくれたおかげで、この年でも内科医として受け入れてくださる現在の職場が見つかりました。
Q.民間医局を利用して良かったと思う点を教えてください。
民間医局さんに相談したことが、転職の成功のカギだったと思います。
エージェントさんがまるで私の「コーチ」のように親身に話を聞いて、熱心にサポートしてくれたので、信頼してお任せできました。余裕を持って転職活動ができたと思います。
Q.現在の職場はいかがでしょうか。
楽しく充実した毎日を送っています。私の個性に合った職場を紹介してくれた民間医局にはとても感謝しています。
というのも今の職場では、意見の対立や話し合いを歓迎するムードがあるのです。「言いたいことがあるなら我慢しなくていいよ」という感じですね。
しかも私のように眼科医から内科医へ大きくキャリアチェンジし、学んでいる人間に対して、同僚のドクターもスタッフも援助を惜しまない人たちばかりです。やりたいことをやらせてもらえる環境でもあり、新たなチャレンジにワクワクしながら、のびのびと働かせてもらっています。
現在は内科の外来と病棟管理、そして週1日は在宅医療を担当していますが、この病院にはホスピス・緩和ケア病棟もあります。まもなくそちらでの勤務も始まり、念願が叶います。
Q.将来の夢を聞かせてください。
今回転職するにあたって、医師としてよりも人間として「どんな仕事をしたいのか」をじっくり考えてみたんですね。その結果、「やはり医療の世界でやっていきたい」と思い至りました。
理想とするところは、人間は自然の中で生きているのだという認識を持ちつつ、思いやりの心で患者さんに接すること。そして、スタッフと一緒にチームで医療に取り組んでいくことです。