主夫として家庭と両立するため、当直なしの訪問診療医に転科
外科系医師の転職体験談

公開日:2022/10/05

医師夫婦だからこそ、妻のキャリアも応援したい。転職して仕事と家庭の両立がかない、家族の笑顔が増えました。

外科系、30代後半男性

F・A先生

Before

年収 1,800万円
施設形態 総合病院(医局の関連病院)
勤務日数 週5日、当直・オンコールあり
勤務地 福岡県

自分が主夫になり、子育てをしたい

妻も医師で多忙な日々。自分が主夫になり子供の送迎や家事をしようと転職を決意しました。

After

年収 1,200万円
施設形態 慢性期中心の病院
勤務日数 週4日、当直なし
勤務地 福岡県

家庭を優先できる職場へ

年収ダウンに見えますが勤務日数・時間は大幅減少、時給換算するとさほど変化なし。なにより家庭の時間を確保できて満足です。妻も専門医資格を取得できました。

Q.先生のプロフィールを教えてください。

出身は福岡県で、大学も地元です。卒業後は外科系の大学医局に所属し、忙しくも充実した日々を送っていました。

研修医時代に結婚した妻も医師です。私とは専門領域が異なりますが、外科系の専門医資格を目指して頑張っていて、育休から復職後はフルタイムで当直もこなしています。

子育てはお互いの実家に協力してもらいながら、なんとかやっていました。

Q.転職理由を教えてください。

転職をはじめて考えたのは、第3子を授かったことがわかった時です。嬉しさと同時に、「このまま仕事に追われる日々を送るのが、子供のためになるのだろうか」と不安に駆られました。

妻も専門医資格を目指していましたし、悩んだようです。3人の子育てが一段落するまで、仕事をセーブしないといけないのかと。

そこで妻や両親とも話し合いを重ね、私が「主夫」として家庭を支えようと決意しました。

当時の勤務先は大学の関連病院で緊急オペもありましたし、当直・オンコール免除は難しい。これまでのスキルを活かしながら、プライベートを優先できる働き方はないかと考え、最近需要が増している訪問診療に興味を持ちました。

Q.民間医局を利用したきっかけを教えてください。

登録したのは医学生の時で、レジナビFairへの参加がきっかけです。

当時は、レジナビFairを開催しているのが民間医局とは知らなかったのですが、何年か経ってエージェントから定期的にメールが届くようになり、知りました。
レジナビFairを開催するような会社であれば安心だと思い、転職の相談もすることにしました。

Q.転職で民間医局を利用してみて、いかがでしたか?

転職を考えてすぐ、所属する大学医局に身の振り方を相談しました。ところが「キャリアがもったいないから、考え直してはどうか」とアドバイスされてしまい……。「家庭を優先したい」という自分の考えはわがままなのかと、悩みました。

それからしばらくの間、一人で頭を抱えましたね。外科系のキャリアを捨てていいのか、未経験の訪問診療でうまくやっていけるのだろうかと。

民間医局に相談したのは、そのころです。エージェントは私の不安や迷いを丁寧に聞いてくれました。
そして「医局からのアドバイスはもっともなお話です。けれども、高齢化が進むなかで需要の高い訪問診療に転科することも、医療貢献の一つだと私は思います」と言って、私の背中を押してくれました。おかげで、迷いがなくなりました。

Q.転職先は、どのような経緯で見つかりましたか?

民間医局に転職の相談をしてすぐ、エージェントが求人情報をピックアップして送ってくれました。その中から2つの医療機関と面接し、内定をいただきました。

相談から内定まで、2週間もかかってないと思います。トントン拍子に進み、ほっとしました。

Q.民間医局を利用して良かったと思う点を教えてください。

医療機関との面接や交渉の場にエージェントが同席してくれたことですね。
希望条件を一方的に伝えるのではなく、医師であり、一人の人間である私の想いを尊重して、丁寧に説明してくれました。場が和み、私もよどみなく自分の想いを伝えることができました。

また、医局は完全に辞めてしまおうと思っていましたが、エージェントの助言もあり、週1日は医局の関連病院で勤務することにしました。おかげで、今でも医局と円満な関係を維持できています。

中立の立場でアドバイスしてくれる存在は貴重だと感じました。

Q.転職して実現できたことを教えてください。

転職先は慢性期疾患が中心の内科外来と、グループ施設の訪問診療を行っています。
訪問診療は新しい経験ばかりですが、先輩方が丁寧に教えてくださるので困ることはありません。残業もほとんどないので、以前の「いつ緊急オペが入るかわからない」状態とは雲泥の差です。

子供の送り迎えは私が担当してますし、夕食も作ります。週末に皆で過ごす時間が取れ、家族に笑顔が増えたような気がします。

訪問診療、在宅医療はコロナ禍で需要が高まっています。外科系からの転科はチャレンジでしたが、医師としての存在価値を私自身が確認できました。やりがいのある毎日を過ごしています。

最近は、「子育てが落ち着いたら、開業したい」と考えるようになりました。
私が転職によって新しい働き方を見つけたように、スタッフも心身共に充実した働き方のできる環境を作ることが、ひいてはその先にいる患者さんのためにもなると思い、夢を膨らませています。

担当エージェントからのコメント

数年前から、「家庭を優先した働き方がしたい」という理由で転職される先生が性別を問わず、増えています。F・A先生もそのお一人で、訪問診療への転科を選択されました。
訪問診療は24時間365日の対応を求められるところも少なくありませんが、勤務時間外である夜間や週末は非常勤医師を配置するなど、ワークライフバランスの取りやすい環境の医療機関が増えてきています。内科系はもちろん、外科系の先生やその他さまざまな診療科から転科される先生もいらっしゃいます。

F・A先生も入職後、スムーズにご勤務されているご様子でしたし、「転職したおかげで家族との時間が増えて、毎日が楽しい」とおっしゃっていただけて、私も嬉しく思います。

※この体験談は、個人や施設が特定されないように内容を一部編集しております。

民間医局では、専任エージェントがご希望に合った転職支援、アルバイト先の紹介をいたします。
転職・アルバイトをご検討の方は、お気軽にご相談ください。

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